キャンセル待ち活用法

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キャンセル待ちとは?

技能予約を取っていても乗車直前になって、何らかの都合でキャンセルをしてしまう教習生がいます。そのキャンセルによって発生した空き車両に、予約を取っていない他の教習生を乗せるシステムがキャンセル待ちです。

イメージとしては30名の技能予約が入っていたところ28名しか来なかった場合は2名分の車が空くことになります。このままにしておくと本来稼働するはずだった教習車が無駄に待機することになってしまいますよね。

その2台に対して「乗りたい方はいませんか?」と教習生に募集をかけることによって、空いてしまった枠を有効に活用する仕組みがキャンセル待ちの特徴です。

しかし!…キャンセル待ちはあくまで誰かがキャンセルをしない限り発生するものではありません。しかも予約した本人が来る、来ないは直前にならないと分かりません。

ようするに「乗れることを期待して待ってはみたけど乗れなかった」といった事態が多々発生するのです。おそらくキャンセル待ちを利用する際にネックとなるのがこの待ち時間によるロスなのではないでしょうか?

キャンセル待ちで乗りやすくする3つのコツ

自分が行きたくない時間帯を狙うこと

単刀直入に言えば朝一(1時限目)ですね。考えてみて下さい…当然朝はみんな弱いです。中には早起きが身に付いている人もいるのですが、学生さんの8割型は朝が弱いと思います。

学校の遠足だって1人くらい遅刻してくる人がいるのと同様に、教習所の技能教習においても遅刻してくる人が普通にいます。

教習所の場合は遅刻=(イコール)キャンセルですから、遅れてきた人の人数だけキャンセル待ちで乗れるチャンスがあるのです。

お昼休憩前を狙う

これはお昼休憩というシステムがある教習所に限られますが、ほとんどの場合はあるかと思います。(職員も休憩を取らないと労働基準法違反になりますので。)

教習所の場合はこのお昼休憩を境として午前の部、午後の部に分けることが出来ます。この午前の部が終わる時間帯こそが教習所の予約状況が最も変動する時間です。

「突然のバイト先からのヘルプで行かなきゃいない。」

「職場から緊急の要請が入った。」

などの用事が発生しやすい時間帯がお昼ですから、この時間に当日予約をキャンセルする人が多く発生してきます。

実際に私が勤務している教習所においても、2月の繁忙期だったにも関わらず午後の予約が6件もキャンセルされた例がありました。これらも12時~13時に集中して起きた出来事です。

先行学科の時間帯を狙う

先行学科とは指定された学科教習を受けなければそれに対応する技能教習を受けることができない学科教習のことを指します。

具体的には(普通自動車免許の場合)

  • 学科教習項目①運転者の心得
  • 学科教習項目⑯経路の設計
  • 学科教習項目⑰高速道路での運転

が該当します。いずれも受講しないとこの先の技能教習を行うことができませんから、優先的にこれらの学科教習を受ける必要性が出てきます。

「アレ?明日予定があいているのに高速教習の予約が取れない!」

と言った場合は、先行学科である項目⑰を受講していない可能性があるかもしれません。(実際に上記のような問い合わせも結構あります。)

ですからこれらの先行学科が設定されている時間帯であれば技能教習を予約する人数が比較的少なくなり、キャンセル待ちも発生しやすくなるのです。

予約とキャンセル待ちを併用することが大切

教習所を早く卒業したい方はこれに尽きると思います。特に教習所が激混み状態になる2月~3月においてはほぼ必須テクニックです。

何せ予約が1カ月から2カ月ほど取れなくなるのですから予約だけに頼ってしまっては2カ月で数回しか乗れない計算になります。

これだとせっかく習得した運転技術も上達する前に忘れてしまいますよね。本来なら教習所が空いている10月~11月にかけて通うことが一番なのですが、そもそも誕生日が2月や3月の人にとってはどうしようも出来ません。

それに学校側が進路が決まるまで教習所に通う許可を出さない例もあります。もう日本の制度自体が教習所を混ませる要因になっているわけですからある意味仕方がないという現状があるのです。

まぁすべての教習所がトヨタ並の営業利益を誇っていれば混んでいる時期だけ増車することも出来るかもしれませんが、ふつうの教習所でそんなことをしたら次の年には潰れてしまいますからね。

こうなったら今ある車に効率的に乗っていくしか方法がありません。ですから予約に頼っている人はなるべくキャンセル待ちを多用してほしいのです。

おそらくこの記事を見ている人はそんなに多くないと思いますので、これを契機にキャンセル待ちを利用して頂ければ早く卒業するチャンスになるかもしれませんよ(´・ω・`)笑