教習の厳しさは教習所ごとに違う?

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口コミで耳にするあの噂

  • ねぇねぇあそこの教習所って滅茶苦茶厳しいらしいよ!
  • Really?それは嫌だなぁ~。なるべく怒られずに楽に取りたいよ。
  • どんだけぇ~

って会話を耳にしたかどうかは知りませんが、これから通う教習所を選ぶ基準において厳しさは話題になりやすいですね。すでに通っている友人に「あの教習所どう?」と聞くのはごく自然な流れです。誰だって怒られたくないし出来ることなら素早く快適に免許を取るに越したことはありませんからね。

当時はまさか自分が教習指導員になるなんて夢にも思っていませんでしたから、本当に人生って不思議なものですよ(笑)ですのでこの業界に足を踏み入れた以上、知ろうとしなくても勝手に真実が分かってしまうことも多々あります。それではさっそくタイトルの真相に迫っていきましょう。

差があるのは採点基準ではなく道路環境

ハイ、いきなり答えがズバッと出ましたね(笑)ようするに冒頭で記載した「あそこの教習所って滅茶苦茶厳しいらしいよ!」なんて事実は一切存在しないのです。それは何故かと言うと

……

教習所における合格水準は公安委員会の指導により統一されているから!教習所の仕事は実務の特性上公務であり、国の仕事を委託されている以上は通う場所によって難易度のバラつきがあっては困ります。つまりは日本全国すべての教習所において採点方法は全く同じでなければなりません。

ですから検定が甘いとか厳しいとかはあり得ないんですよ。むしろ教習所が独自の基準で採点を行うと不適正事案として営業が出来なくなってしまいます。もし仮に「厳しい」と感じたとするなら、それは採点基準ではなく顔とか口調とかそのあたりではないでしょうか?

生理的に受け付けない人って誰でも遭遇することはありますし、自分では出来たと思って注意されたら「厳しい」と感じることはあるかもしれません。まぁ出来てないから注意するんですけど(そうしないと試験に受かりませんからね)、人の捉え方なんてそんなものだと思って頂ければ良いかと思います。

ようするに占いと同じで、当たれば信じるし当たらなければインチキと感じるのと同じ原理でしょうね。あとは交通量の違いによる環境的な難易度の差なら確かにあるかもしれません。交通量が多い方が相対的に厳しく感じる可能性はあります。