「S字とクランクのコツ」の内容を最新版に更新しました。画像をより詳細な物にリファインしました。

立場によって変わるそれぞれの見え方

学科教習

人間は誰しも自分が基準

第二段階学科教習の項目「④死角と運転」内において次のような表現があります。

「四輪運転者は車体の小さい二輪車を軽視する傾向があります。」

みなさんが路上で運転している際にこう思ったことはありませんか?

「自転車邪魔だなぁ。」であるとか「後ろからバイク来た、嫌だなぁ。」であるとか……。

確かに技能教習や技能検定内においては評価も入るわけですから、出来るかぎり車道に障害物がない方が有利であることは明白です。

しかしこれは運転してみて初めて理解できる感覚のひとつでしょう。

逆にみなさんは自転車の立場であったらこう思っていませんか?

「自転車の方が立場が弱いから自動車がよけるべき。」

いっそのこと歩行者の立場になるとこう考えるでしょう。

「歩行者は最強だから自転車や自動車がよけるべき。」

自分自身がそう考えているのなら、自動車に乗っていて「邪魔だなぁ。」と考えても自転車や歩行者がよけてくれないことは分かりますよね。自分がよけないように。

人間は自己の置かれた立場を基準に考えてしまう身勝手な動物です。まぁ自然界では生存本能なので当たり前な要素なのですが、人間の場合はそれに自我が働くので余計に厄介です。

免許を取ることで分かる交通ルール

日本は免許取得に関わる手間や、試験の難易度の高さにおいては世界トップなのに、それを生かす環境の構築においては遅れていると思います。

簡潔に言えば「免許取得者」と「非免許取得者」のあいだには絶望的なまでの知識の違いがあります。

日本の場合は本格的に交通ルールを学ぼうとするとなら教習所に通うしかありません。自己研鑽的に学ぼうとする人もいますが、かなりマイノリティーだと思います。

下手をすると免許を取っていない人は一時停止の意味すら知らない場合もあるのです。

とりわけ自動車の運転経験がない自転車の動きは怖いですね。自分のことしか考えていませんから。運転をすることで初めて自転車の無謀さが理解できます。

かつての日本(昭和中期)では「免許を取るのは男の仕事」という謎風習がありました。

みなさんのおうちのお婆ちゃんが免許を持っていない確率が高いのはそのためです。そのへんの車を見ていても、高齢のお爺ちゃんが運転している姿は見ますがお婆ちゃんは稀です。

逆に今の時代は女性のドライバーも全体の4割を占めますので、みなさんが70代になる頃にはお婆ちゃんが運転している景色がスタンダードに……いや、その頃になるとすでに自動運転ですかね。

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