「S字とクランクのコツ」の内容を最新版に更新しました。画像をより詳細な物にリファインしました。

第一段階でまっすぐ走る最短の方法

技能教習(第一段階)

下を見ている限りまっすぐ走れない

その理由はシンプルです。下を向いて走ると言うことは数メートル先の景色が見えていない状態であることと同一だからです。

これはボーリングを例にすると分かりやすいでしょう。ボーリングでストライクを狙う時はまっすぐ立っているピンをめがけて転がしますよね。床を見ながら転がす人はいないと思います。

ようするにボーリングでストライクを狙う時は転がしたい目標物を見ながら転がしています。ガーターを見ながら転がしたら高確率でガーターになってしまいますよ。

人間は目が向いている方向に体を動かす性質がありますから、見ていない方向に進むなんてファンタジーの世界でない限り不可能なんですよ。

理屈だと簡単ですよね。……ただそれを実践出来ない。おそらく理由は(ぶつかるのが)怖いからです。

とにかく前を向くだけで運転は上手くなります

えっ!?そんな単純なことで上手くなれるの!?

って思われるかもしれませんが、この単純なことが出来ない限り運転は上手くなりませんし、少なからず下を向いていて試験に受かっている人をこれまで見たことがありません。

ちなみにここで言うとは、おおよそ20メートルほど先の景色です。ちょうどボーリングのレーンの長さが18~19メートルなので、それくらいを想像して頂ければ良いと思います。

そうなると必ず出てくるのが「目線を先に向けると下が見えなくてぶつかりそうで怖いです。」といった意見です。

でもそれって「遠くを見ましょう」という言葉の意味を「遠くだけ見ましょう」に変換していないでしょうか?

そうではなくて本来の意味は遠くを見ることで視野を広げましょうが正解です。

近くばかりを見ていると、その分目に入ってくる情報量が減ってしまいます。遠くを見ることによって必然的に情報量は増えますから、よりコースの構造を理解しやすくなるのです。

ハンドルをまっすぐにするだけでは意味がない

極論で言うとハンドルをまっすぐにしたからと言ってまっすぐ走ることはありません。なぜなら日本の道のほとんどは左に傾いているからです。

これは雨が降った際に水溜まりが道路の中心に残らないよう、両脇にある排水溝に水を誘導するための機能です。外側に傾斜をかけることによって水はけを良くする狙いがあります。

それに気がつかずにハンドルをまっすぐにした状態で(メチャクチャ強い力で)ガッチリ固定している人もいますが、これじゃただのミニ四駆です。

おまけに下を向いていますからどれだけハンドルを戻せば良いのか分からず、左に寄ったら今度は右に、右に寄ったら今度は左にと蛇行運転を繰り返してしまうのです。

まさしくスピンアックスのサンダードリフト走行でゲス!(←世代がバレてしまいますねハイ……笑)

ここでもう一度思い出してほしいのがボーリングです。ボーリングで球を転がす時と同様に、目の前に延びている左側の白線を眺めて下さい。できるだけ遠くをです。

そして視線を白線ではなく前に向けます。この状態でも左側の白線は何となく視界に入っているはずです。(眼球にモザイク機能が搭載されていなければ……。)

この前を向いた状態を保ったまま、左側の白線と平行して走るようにハンドルを調整して下さい。これで左に寄ってしまうようなら間違いなく視線が近くの白線に向いています。

もしくは前を向くことに集中しすぎてハンドルをメチャクチャ強い力で固定している可能性も考えられます。自転車でこんなことやったら普通にふらつきますよね?原理は一緒です。

肩からしっかりと力を抜いて「あのへんに行ければいいかなぁ。」程度にリラックスして運転してみましょう。

出来てくると思い出すあの頃

ある程度運転に慣れてくると、多くの教習生からは「何であんな単純なことが出来なかったんだろう。」「もっと早く前を向いていれば良かった。」という声を聞きます。

それだけ遠くを見ることによって得られる効果が大きいと言うことですね。

最初は怖いかもしれませんが、いつかは前を向いて運転しなければなりません。想像してもらえば分かると思いますが、高速道路で下を向いて走っていたら5分も持たずに事故を起こしてしまうことでしょう。

早いうちに遠くを見ることに慣れておくことが、その後の教習をスムーズに進めるための重要な要素なのです。

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