指導員インタビュー①

インターネットには書かれない真実

この世界には表もあれば裏もある(笑)もっとも身近に潜む裏表は人の心の中ですね。例えば…

「自分太ったかな?」「いや、変わってなくない?(その通りだよデブ!)」であるとか…

「眉毛整えなきゃ…ちょっと待ってて。」「はぁい(変わんねぇよ)」とか内心思っていないですか?

人には本音と建前とかがあり、特に日本人は外国人と比べても内面的にオープンではありません。対外的にお互いがショックを受けない防衛反応としてあまり本音を言わないんですね。

今回は都内某教習所に勤務するT指導員に、インターネットには決して記載されていない真実を伺おうかと思います。質問内容は主に教習生から集めた情報をベースに構成しています。

やり取りの内容を全て記載するとかなりの長文になってしまいますので、なるべく日常会話を割愛して質問事項を中心に記載していきたいと思います。

※【】内が質問事項

インタビュー開始

【教習所は怖いところと聞いていますが、実際のところいかがですか?】

T氏「昔ほどではないですね~。全体的に優しくなっていると思いますよ。確かに僕らが免許を取った頃の教習所はこれぞスパルタ!ってくらいに厳しかったことを覚えています。

おそらく今通っている教習生のご両親あたりの年代が厳しかった時期と重なるので、予備知識として若い子に昔の情報が伝わっているのだと思います。」


【教習所はサービス業に近いと聞きましたが本当ですか?】

T氏「教習所はサービス業ではありませんよ。逆にお客様感覚でいると、心のどこかで甘さを求めてしまいますから練習には向きません。お金払わなくていいから来ないでほしいです。

お客様が神様ならクレームも文句も言わずお金だけ落としますよ。勝手に都合のいい神様像を言われても困ります。

昔と比べて怒ることは圧倒的に少なくなりましたが、教習内容に対する厳しさはなくしてはいけません。教習所は命を預かり、将来の交通事故をなくすことが目的ですからね。

「交通事故はどうすれば少なくなると思います?」

T氏「ずばり自動運転です。ヒトがヒトである以上、人為的なミスは絶対になくなりません。

事故は判断に依存し、判断は性格に依存します。それこそ機械による自動運転でも行わない限りは事故は起き続けると思います。」

【教習料金が高すぎませんか?という意見がありますが?】

T氏「これには大きく2つの理由があります。ひとつは公正取引委員会の存在です。あまりにも安いと競争にならないと言うことで警告を受けます。

これは日常的にはありふれた存在で、例えば自動販売機の缶ジュースがほとんど120円で統一されているのも公正取引委員会によって定められているからです。

もうひとつの理由はあまり安すぎると再取得が簡単になってしまうからです。

安いと違反で免許をなくしても「また取ればいいや」と言った考えの人がでてきます。ただ実際には経費もかなりかかりますからね。

車が50台あればそれだけ維持費も多くのしかかってきます。もし一般家庭で50台を管理と言ったら月100万あっても足りないですよ。」

【最近ではAT車が多くて、MT車はほとんどないと聞かれましたが本当ですか?】

T氏「本当ですよ。全員が全員ヤマト運輸とか佐川急便に就職するわけじゃないですよね。趣味で欲しいと言う人はまだいいのですが、明確な理由もないのにMTを取るのはやめてほしいです。

「まわりがMT取ってるから」って理由が成り立つなら、まわりがポケモンマスター目指してるならあなたもポケモンマスター目指すんですか?ってレベルです。

いや、別に何を取ろうとどうでもいいですけど、周りの目を気にしながら左右される人生ってどうなのかなって思います。」

【教習所で働きたいと言う教習生がいましたが高卒でもなれるんですか?】

T氏「ほとんど大卒ですね。ふつうに慶応も早稲田もいますし(笑)営業もなくてそれなりに稼げて隣に座ってるだけですからね。」

【初心者の横に乗っていて不安になったことはありませんか?】

T氏「指導員になりたての頃は色々と不安な部分もあったかもしれませんが、慣れてしまうとそんなにないですね。

ただ常に危険と隣り合わせなので、いつ死んでもおかしくないと言った環境には立たされています。

たまに思うんですよ。この世界は現実なのかなって。もう既に死んでて、今見ている世界はもしかしたら死語の世界なのではないかってね。死語の世界でも働くなんて最悪ですけどね(笑)」

【ありがとうございました。時間になりましたのでまた次回お伺い致しますが、最後に教習生に向けて何かご意見はありますか?】

T氏「インターネットに書かれている内容のほとんどは嘘です!って言うとこの記事も嘘になってしまいますよね(笑)

今回は「隠さず教えて下さい」とのご要望でしたので、私も嘘をつかないようにしっかりと答えさせて頂きました。

教習所のホームページに記載されている優しいとか丁寧というキャッチフレーズはあまり意味をなしません。

歯医者で言う痛くない治療と一緒ですよ。実際は痛いですから。逆にマックの定員がお客様のために気持ちをこめて「おいしくなぁれ」とか言いながら調理でもしてると本当に思っているのでしょうか。

彼らは仕事だからポテトつくってるんですよ。他にも「笑顔」とか「フレンドリー」とかも気持ち悪いですね。教習中にニヤニヤされても気持ち悪いだけです。

教習所に通うのなら免許を取りたい動機を明確にした方が良いでしょう。そうでないと面倒くさくなって途中で来なくなり、あげくのはてには期限切れで退所なんてことも珍しくありません。

車種もしっかり吟味してほしいですね。誰も免許でカルタとか百人一首なんてしませんから、AT限定と書かれていても恥ではなく、逆に恥と感じる必要もないのです。」

今回のインタビューでわかったこと

今回は10分という限られた時間の中でしたが、特に印象的だったことは“指導員も人間”なんだなと感じたことです。

そして私たちが抱くありのままの気持ちを代弁してくれたようなよく分からないスッキリ感がありました。特に最後のマックの話は衝撃でしたね。目を背けてただけて案外事実だったと思います。

そう考えると夢の国なんかも夢ではなくなってしまいそうでしたが、そのあたりをT氏は頭の切り替えが大切と言われていました。

ここには記載していませんが、雑談の中での「夢は現実から逃げる場所。ただ逃げる場所があることで人間は精神を保つ生き物だから夢をもつことは必要」という言葉も印象的でしたね。

色々と面白いお話が聞けました。次回はもう少し掘り下げた内容で質問できるといいなと思います。

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