教習項目1「車の乗り降りと運転姿勢」

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修了検定、卒業検定はいずれも持ち点100点の状態から始まり70点以上で合格となります。減点は5点、10点、20点があり、信号無視などの中止項目に該当すると一発不合格になります。

乗車方法

1.シート位置を合わせる

運転席に乗りこみ最初に行う動作がシート合わせです。シートベルトを先に装着するイメージがありますがシートベルトではありません。運転席下部のレバーにより、右足でブレーキペダルを踏みながら前後にスライドさせ、運転に最適な位置へと調整します。最適な位置とはブレーキペダルを奥まで踏みこんだ際に膝が軽く曲がる程度、ハンドルを握った際に肘が軽く曲がる程度です。

シート横のレバーで高さや角度を調整することができます。技能検定は検定車1台につき数名で乗車することになるので、体格差が大きな受験生のあとに順番がまわってくるとシート位置がかなりズレていることがあります。体格が大きければ極端にシート位置が低く、逆に体格が小さければ極端にシート位置が高いことがあるからです。これらは正しい位置に調整していないと減点です。

シートの調整をせずに不自然。(所内5点/路上5点)

ハンドルが稀に変な方向を向いていることがあります(前述の体格差が大きい場合に多い)。あまりにも不自然な場合はハンドル下部のレバーで高さ(奥行きが調整可能な車種もある)を調整します。後述するルームミラーのように触らなければ減点ということはありませんが、正しい位置にない場合は減点です。

ハンドルに正対していない。(所内5点/路上5点)

2.ルームミラー合わせ

まだシートベルトではありません。シート合わせの次はルームミラー合わせです。写真のように左手のみで操作し、後方視界が見渡せるような位置に調整します。ルームミラーに触れないと減点です。

ルームミラーを合わせず発進、合っていても触れていないと合わせる意思がないと見なす。(所内5点/路上5点)

3.シートベルト

最後にシートベルトです。シートベルトは正しく装着する必要があるので、腕の下に通したり捻れたりしないよう留意しながら装着して下さい。

シートベルトを着用せずに発進。(所内10点/路上10点)

サイドミラーの調整

こちらは任意ですが、極端にサイドミラーが見えづらい場合は運転席横のスイッチで操作できます。Lボタンを押すと左ミラー、Rボタンを押すと右ミラー、十字マークで調整、ミラーのアイコンボタンを押すと格納及び展開ができます。

5.ドアの開閉(降りるとき)

ドアを開ける前に後方を目視確認し、ドアを10cmほど開けたところで一度止め(後続車に降りる意思を伝えるため)、ゆっくりとドアを開け降りるようにして下さい。この確認を怠ると減点です。

降りるとき目視確認をせずドアを開ける。(所内10点/路上10点)

合格へのポイント

シートの位置は運転の良し悪しに左右される

着座姿勢が悪いとハンドル、アクセル、ブレーキ、視界不良、様々な面に悪影響がでます。このあとの項目で「ハンドル操作がうまくできない」「ブレーキ操作が不安定」などの症状がでた場合は着座姿勢を見直すことである程度改善されることもあります。誤った運転姿勢は疲労を蓄積させるだけではなく、事故などが生じた際に重篤な被害を被る可能性があるので気をつけましょう。

シートも含めてすべて採点範囲内であることを意識する

一見運転とは関係のないように思えますが、実際は運転そのものに影響を与える重要な要素です。特に教習車の場合は不特定多数の教習生が使用する性質上、着座位置の調整は必然的に必要なものとなります。極端に悪い着座姿勢はハンドル操作を困難なものとし、狭路(S字、クランク)どころか通常のカーブでさえも正しく走行することができなくなります。