教習項目4「死角と運転」

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目に見える死角と心が生み出す死角がある

死角とは何かを正しく理解することが安全運転の基本になる

死角とは運転席からは直接見ることができない範囲を指します。車両の構造やミラーの位置によって生じるため、どんなに注意深く運転しても完全にはなくせません。特に車両の前方下部や後方、左右後方は見えにくく、歩行者や自転車が入り込むと発見が遅れ事故につながる危険があります。運転中は常に死角が存在することを意識し、ミラーや目視を組み合わせて確認する習慣を身につけることが大切です。

ミラーと目視を組み合わせた確認で死角を最小限にする方法

サイドミラーやルームミラーは広い範囲を確認できる便利な装置ですが、それだけでは死角を完全にカバーできません。特に車線変更や右左折の際にはミラーに映らない位置に二輪車や歩行者がいる場合があります。そのため、ミラーで確認した後は必ず首を動かして目視確認を行い、見落としを防ぐことが重要です。また、車両の位置をわずかに変えて視界を確保する工夫も有効です。これにより安全性が大きく向上します。

交差点進入時に死角を意識することで事故を防ぐ

交差点は特に死角が多く、歩行者や自転車の飛び出しが起こりやすい場所です。右折や左折時は車両のAピラー(フロントガラスの両端の柱)が視界を遮り、接近する人や車両を見落とす可能性があります。こうした場面では進入速度を落とし、左右の安全を何度も確認することが不可欠です。また、死角を補うために少し車を前に出したり角度を変えて視界を広げる工夫をすることが事故防止に有効です。

大型車や周囲の車による死角の危険性とその回避方法

自分の車の死角だけでなく他の車が作り出す死角にも注意が必要です。特に大型トラックやバスの直後や横に位置すると、その車の陰になって信号や歩行者が見えなくなる場合があります。また、大型車の運転手からも自分の車が見えにくくなるため接触の危険が高まります。こうした場合は無理に並走せず速やかに追い抜くか十分な車間距離を確保し、相手からの視認性を高める走行を心がけましょう。

駐車場や住宅街での低速時こそ死角確認を徹底する

駐車場や住宅街のような低速走行時でも死角による事故は多く発生しています。車両のすぐ近くにいる小さな子どもやペットは運転席からは見えにくいため特に注意が必要です。発進前には車の周囲を一周して安全を確かめる「後方確認」を行い、発進時も徐行を徹底します。また、後退時にはバックモニターやセンサーを活用しつつ、必ず後方を直接目視して確認する習慣を持つことが重要です。

まとめ

死角はどんな車にも必ず存在し、完全に消すことはできません。しかし、ミラーや目視の併用、車両の位置調整、大型車との距離確保などの工夫でその影響を大幅に減らせます。交差点や住宅街など死角による危険が増す場所では特に慎重な運転が求められます。バックモニターだけしか見ないことによる事故も発生しています。日常的に死角を意識し、安全確認を徹底することが事故防止への近道です。