教習項目解説
テーマは「万が一」の想定です。普段みなさまは事故を起こさないように教習所で様々なことを学んでいるのかと思いますが、残念ながら事故はなくなっていません。そのほとんどが車の故障などではなくヒューマンエラー、すなわち人の過失による事故が圧倒的に多いのです。
車は操作をひとつ誤っただけで人の命を簡単に奪う凶器になります。万が一事故を起こした場合、運転者は多額の賠償金をどうするのでしょうか。動機や意図がなくても相手の命を奪ってしまえば殺人です。そこに理由などいらないのです。
この項目では過去のデータに基づく死亡事故の割合や発生場所、時間帯、死亡事故に結びつく違反などを中心に学習します。そして万が一事故が起きた際に自分の命を守るシートベルトやチャイルドシートにも触れていきます。
先程も記載しましたが、万が一は備えておけば起きないものです。見落としなどによる想定外な場面で生じるものが事故であり、仮に想定できた事故であるならば、それは故意ですから事故ではなく事件と呼びます。
試験対策ポイント
- 交通事故の発生場所
- 運転者の年齢(死亡事故)
- 法令違反による死亡事故
- 交差点での事故のパターン
- シートベルトとチャイルドシート
- 賠償
まとめ
ふつうに学科教習を聞いていれば何の問題もなく学科試験に挑めるはずです。交差点における事故が非常に多いので、見通しの悪い場所ではどのような対応をすれば良いのかを中心に覚えましょう。
シートベルトとチャイルドシート関連は学科試験対策として特に覚えておきたい内容です。ここでも日本語の言い回しのひとつである「強制」と「任意」の違いに気を付けましょう。