教習項目7「安全な速度と車間距離」

記事内に広告が含まれています。

教習項目解説

速度には規制速度と法定速度があり、それぞれが異なる意味を有しています。速度と密接な関係にある停止距離の概念も出てきますので、車が走る上での基本となる部分を学ぶ内容となります。

特に「徐行」という言葉は今後も必ず出てきますので、内容をしっかり理解しておきましょう。ちなみに徐行は10キロ以下で走行することです。

試験対策ポイント

  • 規制速度と法定速度
  • 停止距離(空走距離+制動距離)
  • 安全な速度とは
  • 徐行すべき場所

まとめ

内容は他の項目と比べて格段に難しいわけではありませんので、比較的楽に勉強ができると思います。しかし、どれも記憶に依存するものが多い(数字関係が多い)のでしっかりと覚えておく必要があります。

規制速度と法定速度の違いは以下にまとめておきますが、そんなに難しい内容ではありませんね。

  • 規制速度 → 標識がある場合それに従う速度
  • 法定速度 → 標識がない場合の上限速度(自動車:60キロ/原付:30キロ)

つまり標識がないからと言って好き放題に速度が出せるわけではなく、日本の法規上は60キロ(まで)が限界だということです。覚え方は原付のみ仲間外れの30キロで良いと思います。

地味にけん引している場合の法定速度も出題される傾向がありますので、同じ重さであれば30キロ、普通車をトラックのような大きな自動車(3倍以上の重さ)でけん引する場合は40キロまでと覚えておきます。

停止距離(空走距離+制動距離)の意味を理解しておくことも必須ですね。第二段階の学科試験でも引き続き出題される内容です。停止距離の長さは自分の速度-15で考えると覚えやすいと思います。

徐行すべき場所における「坂道」も学科試験では危険ゾーンです。教科書をよく見てもらえれば分かりますが、上り坂の頂上付近と勾配の急な下り坂には徐行義務がありますが、勾配の急な上り坂には徐行義務がありません。

試験で以下のような問題があった場合は気をつけましょう。

勾配の急な上り、下り坂、上り坂の頂上付近は徐行しなくてはならない。

この場合は最初の「勾配の急な上り」が引っかけ問題となっているので正解は「誤」です。