運転できる環境があれば是非運転しましょう
一般的には運転年数に比例して技術があがるという見解もありますが、本来は運転年数ではなく運転時間…飛行機でいうならフライト時間のほうが重要です。免許を取得しても運転しなければ時間経過で衰えていく確率が高まりますし、パイロットだって10年や20年ブランクがあっていきなり飛んだら大変ですよね。
仮にその期間をすべて運転に充てることが出来たのならば、10年後のあなたの運転技術は確かものになっているはずです。ピアノのレッスンも週に1度ではなく毎日練習したほうが明らかに上達が早まりますよね。運転は時間ではなく経験を重ねるほど上手くなることを念頭に置きましょう。
免許を取得した直後が大切
免許を取得すればゴールというわけではありません。美容師だって専門学校を卒業した地点がゴールではなく、美容院に就職してようやくスタートに立つことが出来ます。教習所で行う路上での19時間(最短)だけで全ての道路環境や状況を経験することは不可能であり、免許の取得直後はスタート地点に辿り着いただけです。
時期によっては雨の日や雪の日を経験しないまま教習所を卒業してしまうこともあるでしょう。そうすると晴れている日では感じることの出来なかった視界の悪さに戸惑ってしまうかもしれません。基本操作が出来ているうちにしっかりと練習をしておけば、その技術はしっかりと習得されていきます。
しかしながら基本操作のみを習得した状態で運転をやめてしまうとその基本操作すら忘れてしまいます。技術が身につく前に忘れてしまうと運転の勘を取り戻すために多くの時間と労力を要するのです。そもそもなぜペーパードライバー講習という制度があるのかを考えてみると答えが分かると思います。
ようは勘を失った人たちが自身の力だけでドライバー復帰することが難しいため、教習所にはペーパードライバー講習という制度があるのです。自分の力でなんとかなるのならそもそもこんな制度なんて必要ないですよね。それだけ運転には慣れと技術が必要であり、一度忘れてしまうと取り戻すことは相当大変なのです。