意外とシンプルな教習所生活
教習所に通っているみなさんは入所受付か入所式の際に「教習の進め方」的な資料を貰いませんでしたか?あそこに書いてある内容って結構どうでもいい事が書いてあるので眺めているだけでも目が痛くなったりしますよね。…かと言う私も作っている側なので大きな事は言えませんが(笑)
まぁ厳密に言うと教習期限だとか配車手続きだとか重要な事は書かれているんですけどそれらの情報は「教習の進め方」と分けて記載しても良いわけで。ということで今回はパッと見て分かる教習の進め方を記載します。流れは日本全国統一ですのでお住まいに関係なく参考にして頂けると思います。
教習の進め方
第一段階
- ①技能教習を進める(全部終わるまで)
- ①学科教習を進める(すべて受講したら効果測定を受ける)
- ②修了検定(①が終わったら)
- ③仮免学科試験(②が終わったら)
仮免学科試験に合格すると第二段階に突入!
第二段階
- ①技能教習を進める(終わるまで)
- ①学科教習を進める(すべて受講したら効果測定を受ける)
- ②卒業検定(①が終わったら)
卒業検定に合格すると教習所を卒業出来る!
教習所卒業後
- ①卒業検定に合格した日を含めて1年以内に免許センターで本試験を受験する
…以上です。
期限切れに気をつけよう
私が働いている教習所にも言えることなのですが、年間平均30名ほどの期限切れ退所者がいます。いずれも教習期限や仮免期限、検定期限が切れてしまった人たちで、とりわけ教習期限切れが全体の7割以上を占めています。特に閑散期に入所をして繁忙期にまたがる形で期限が迫るとこうした事態になりやすいです。
例えば6月に入所をした人だと教習期限は9カ月後の3月になります。入所した頃は空いていたのに期限が迫る頃には2~3月の繁忙期に突入してしまいます。こうなると予約がもう取れないんですよね。これはただの危機管理不足なので早めに対処をしてこなかったのが原因です。
裁判所の事例でも「こんなに混むとは思わなかったし説明も無かった!」という原告側に対し「調べれば分かる内容であり多くの人が認知している」として棄却された例もあります。
簡単に言うと「あなたが調べなかっただけ。その理屈が通るなら呼吸の仕方を教えてくれなかったから家族が死んだ」と言うのと同じレベルということですね。教習期限は法改正をしない限り変更されることはないので、これから教習所に通う人は「最後まで通えるか」と言うプランを明確にした方が良いでしょう。