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自動速度違反取締装置について

犯罪捜査及び取締りに利用します

高速道路上のHシステム

車道を走っていると何やら巨大なカメラのような物体が設置されていることがあります。

  • なんだろこのカメラは?
  • ディズ○ーのアトラクションのように写真を撮ってくれるのかな?
  • かなり粋だね!

と思われた方は大間違い!ふつうに考えて道路上にそんなファンシーなカメラが接地されているわけないでしょ(笑)これは一般的にNシステムやHシステムと呼ばれる装置で、主に犯罪が行われた際の車両の追跡や速度オーバーなどの取締りに利用する「自動取締り装置」の類です。

日本では一般的に「Nシステム」「Hシステム」「LHシステム」の3つを指す場合が多く、幹線道路のみならず狭い山道や住宅街、高速道路にまで幅広く設置されています。

各システムの役割

Nシステム(自動車ナンバー自動読取装置)

自動車のナンバープレートを自動的に読み取り(通過する車すべてのナンバーを記録する)、あらかじめ登録しておいた車両(犯罪や窃盗に使われた車両等)を発見、捕捉するための装置です。このシステムによって犯人が車に乗ってどこに逃げたのかを瞬時に把握することが出来ます。

しかしながらナンバープレート撮影時に同乗者の顔も一緒に撮影されてしまうためプライバシーの問題が騒がれることがありますが、世界中で防犯カメラが普及した現在においてはあまり問題にされることではありません。むしろ防犯上の観点から絶対不可欠なものです。

Hシステム(レーダー型自動速度違反取締装置)

速度超過車両を自動的に取締る装置のことです。一般的にはオービスと呼ばれることが多いのですが、オービスはボーイング社の商標であるため正式にはこれらの取締り装置をオービスと言うのは間違いです。むしろ取締り対策用のレーダー探知機でさえ「前方にオービスが…」なんて通知してきますしね(笑)

仕組みとしてはHシステムの下を車が通過する際、法律で定められている速度を超過している場合に自動的にナンバープレート及び運転者を撮影するシステムです。この装置が置かれている直前(2キロ~3キロほど手前)にはHシステムの設置を知らせるための青い看板が置かれています(後述のLHシステム含む)。

自動速度取締機設置区間の標識

これは被写体の肖像権に配慮をし、裁判時に証拠として提示する要件である「事前告知」と「犯罪行為の瞬間の撮影」を満たす為に設置されているものです。当然違反者が「看板が見えなかった。」と申告しても「発見するだけの能力がなかった。」と言う扱いになる為違反を逃れることはできません。

このカメラで撮影がされた場合は通常30日以内に警察から出頭通知が送られてきます。これを無視した場合は道路交通法上の違反ではなく、刑法上の犯罪と見なされるので注意が必要です。

LHシステム(ループコイル型自動速度違反取締装置)

Hシステムの上位互換版です。最大の特徴はレーダー波を出して速度の計測を行うHシステムとは異なり、地面に埋め込まれたコイルとコイルを通過する時間で通過速度を計測するので、一般的なレーダー探知機では発見することが出来ません。だってレーダーが出ていませんから。

コイル以外にも軽くて機動性に優れた光電管を用いることがありますが、こちらは後述する取締り方法でよく利用されます。レーダーに反応しないのでどこで取締りを行っているのか分かりません。完全にステルス性能に特化した取締りの仕組みと捉えても良いでしょう。

移動式(パトカー、覆面パトカーなどによる)

取締り用のカメラをパトカーなどに積み、取締り対象となる道路上にレーダー、或いは光電管などを設置する方式です。いわゆるネズミ捕りと言われる類で、常に固定されている設置型とは異なり、いつどこで取締りが行われるか分からないゲリラ型の方式と言ったところでしょうか。

属に言う「スピード違反で捕まった」とされるものは、ほとんどこちらの移動式によるものだと思われます(そもそも自動取締り装置ならその場で捕まるわけではないので)。ちなみにこちらの場合は看板などによる事前通知は行っていません。ようは現行犯逮捕のようなものです。

そもそも捕まらない運転を

免許取得初心者に多く見られる妄想のなかに「速度が速い車は運転が上手い!」と言った猛烈な勘違いがあったりします。おそらく自身が素早く、円滑に動けないので一種の憧れのようなものがあるのかと思いますが、速度を出すだけなら漬物石にだって出来ます。踏めばいいんですから。

運転をする上で一番大切なことは「事故、違反を起こさない安全運転の遂行」であり、速度を出すのはF1ドライバーやラリー選手の仕事です。レースに出ているようなカリスマドライバーであっても、ひとたび路上で人を轢いてしまったら「運転上手いね」なんて言われませんからね。何事も初心が大切ですよ。

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