原付が原動機付自転車である由来(画像あり)

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原付の正式名称は原動機付自転車

日常の足として今でもなお絶大な指示を受ける原動機付自転車。排気量50cc以下、法定最高速度30キロ、特定の条件下において二段階右折の必要があることを除けば日常使いにおいて活躍する機会の多い乗り物のひとつです。ちなみに私は人生で一度も原付に乗ったことがありません(笑)

ちなみに原動機付自転車は車両の一部ではありますが自転車に代表される軽車両と同様に「自動車」の分類ではありません。つまり原付は普通自動二輪や大型自動二輪ではなく、あくまで原動機付自転車という独立した分類となります。原動機付「自転車」と呼ばれるだけあってルーツはこんな感じです。

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どうでしょう。なんとなく自転車の面影が残っていると思いませんか?

このように原付が誕生したルーツは自転車に原動機(エンジン)を取り付けることから始まり、それらが独自の発展を遂げて現代における原動機付自転車としての立ち位置を成立してきたわけです。自転車としての性質よりも速度を優先させた車両はのちに自動二輪と呼ばれるようになります。

こちらは1946年に発売された富士重工業(現スバル)のラビットスクーター。戦後の物資不足ということもあり後輪は旧大日本帝国陸軍の一式戦闘機「隼」車輪を流用しているなどの逸話があります。この隼を製造したのもスバルの全身である中島飛行機なので色々と感慨深いものがありますね。

ちなみに見た目が原付に酷似していてナンバープレートが桃色、或いは黄色のタイプは「普通自動二輪小型限定」という別枠です。普通自動二輪小型限定は原付ではなくあくまで自転車の分類なので二段階右折の制限がなく、法定速度も60キロと原付とは大きく異なりますので気をつけましょう。