突然やってくるバッテリーあがり

突然かからなくなるエンジン

ある冬の日の朝でした。ディーラーでオイル交換をする時期になったのでエンジンをかけようとしたところ……コンコンコンコンコン!!  「!?」  コンコンコンコンコン!!  駐車場内にガスコンロのスイッチを捻ったような音が鳴り響き、肝心のエンジンはかかりません。

とうとう経験してしまいました、バッテリーあがりというやつです。アクセサリー電源だけはついたので、ウィンカーをつけて見ると何やら頼りない音で点滅しています。もうどうしようもならない状況に、心の中で全米が泣いていました。

エンジンをかけないと充電できない

私の場合は住んでいるところが車を必要としない地域なので、自家用車を動かす機会がほとんどありません。どう考えても電車の方が早いですからね。

このときも4ヵ月くらい放置していましたから、冬の寒さと相まって自然放電したのだと思います。車のバッテリーもスマホと一緒で使わなくても残量は減ります。

車のエンジンをかけるとオルタネーターと言う発電機が回って自動充電を始めます。簡単に言えばエンジンをかけている間は常に発電している状態と言うことです。

たまに走らせていればこのような事態を防げると思いますが、私のように車を使わない人間だとこういったリスクがあるのです。

意外と高価なバッテリー

このままだとオイル交換の時間に遅れて(むしろ行けない)ディーラーに迷惑をかけてしまうことになるのですぐに電話をしました。

「すいません、予約していたんですがバッテリーがあがってしまって行けそうにないんです。」

デ「さようですか。いかがしましょう?」

「まぁ交換しないとどうにもならないので交換しようと思います。」

デ「今見積りだしますね。」

数分後……。

デ「¥62,000ですね!(キリッ)」

「………………はい、検討します。」

デ「一度持ってきて頂ければすぐに交換できますよ。」

以上がその時の会話です。思いのほか高いですね。スマホのバッテリーの感覚じゃいけないようです。

最後の言葉に違和感があったのですが、後々考えてみると、バッテリーがあがっているのにそもそもディーラーに行けないですよね(笑)レッカーでもしてくれるんでしょうか。

とりあえず車に適合したバッテリーをネットで探してみると……「¥12,000」。何この値段の差。差額の¥50,000は工賃かいな。自分で交換すればもちろんこの料金は不要ですから、すぐさまポチりました。

バッテリー交換自体は難しくない

届きましたね。サイズはそう大きくはないですが、バッテリーの場合は密度があるのでかなり重いです。片手で持つと不安定なので、両手でエレベーターまで運び駐車場に向かいます。

そしていざバッテリー交換!  バッテリー交換の方法は学科教習第二段階における自動車の保守管理で触れています。

バッテリー交換自体は教習車で何度も行っているので手順はバッチリですが、念のためゴム手袋をつけます。このゴム手袋は感電を防ぐ目的もありますが、バッテリーのような滑りやすく、持ちにくい物を持つときに重宝します。

今回はバッテリーがあがってしまった場合にどれくらい手間がかかるのかをメインに載せているので、詳しい手順に関しては触れていません。後日要望があれば記載したいと考えています。

写真は愛車のひとつ、アテンザなのですが、バッテリーの場所に注目して下さい。かなり奥まっていますよね。これだけの重量物が奥にあると言うことは、持ち上げるのに相当苦労すると思います。

不自然な角度で力を入れるので危うく腱鞘炎になるかと思いましたがなんとか外しました。他にあるトヨタ車(カムリ)を見てみると、整備性を考えバッテリーが手前にあります。BMW(Z4)はトランク内にあったので交換は比較的容易です。

このバッテリーの搭載位置はマツダの特徴なんでしょうかね。見出しにも書いた通り、バッテリー交換自体は簡単なのですが、なんにせよ外すことが一番大変でした。

まるでスマホのバッテリー交換をしようと思ったときにカバーが固くてなかなかずれない時の心境に似ています。

この作業は夜に行ったのですが、冬だと言うのに汗だくになりました。教習車はトヨタの例に漏れずバッテリーが手前にあるため、ボルトを外せばすぐに取り外せます。

一方で今回のアテンザは125D26Lというサイズで、重さを測ると25キロありました。スーパーで売ってる標準的なお米の袋が5個詰まってる四角い箱ですよ。これを手のひらの力のみで上げるのですからかなりの重労働です。

なんとか作業は終わり、写真のように車も元気になりました。対する私は車に生命エネルギーでも吸いとられたかのような感じになっています。

例えるなら茹でたほうれん草のようなしなり具合です。これらの労力もたまにエンジンをかけておけばすべて防げたことですので、長期間車に乗らないような方には経験談としてこの記事が役立つことを願います(笑)

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