学科教習

ワイパーゴムの正しい選択

雨の日の視界確保に有能なワイパーゴム

ワイパーゴムは通常のゴムよりも耐久力の高い素材で作られていますが、時間が経てばいつかは劣化するもの。そして一度劣化してしまうと窓についた水滴をまともに取れなくなってしまうだけでなく、ビビり音と言う世にも奇怪な音を発するようになります。

これはワイパーゴムだけではなく窓ガラスにこびりついた油膜にも原因があるのですが、悪影響は騒音だけではなく視界悪化にも及ぶので早急な対処が必要です。とりわけ油膜の量が深刻になると、専用の油膜取りクリーナーを使わないと手に負えなくなってしまいます。

間違えたサイズで脱落の恐れも

カー用品店のワイパー売場を眺めてみると、たくさんの種類やサイズのものが販売されています。デザインに凝ったもの、材質を耐久性に優れたグラファイトにしたもの、撥水加工を施したもの。種類が多すぎてどれを選べば良いのか分からないかと思いますが、実際に自分の車に装着できるワイパーは数本しかありません。

まずは自分の車の車種と年式を事前に調べておき(年式は車検証に記載されています)、ワイパー売場にて用意されているサイズ早見表を確認してみましょう。自分の車の名前と年式をたどっていけばそれに該当した番号がふってあります。

ここでサイズを間違えてしまうとワイパーを使用中にゴムが上空の彼方へ吹っ飛んでしまうことがあるので気を付けましょう。あとは用途に応じて材質を選んだりすれば完了です。付け替え方が分からなければお店の人に頼んでも結構ですが、ゴムの交換自体はさほど難しくないので自分で行っても良いでしょう。

撥水性のゴムに要注意

ワイパーゴムのなかには撥水加工ができることを特徴としている製品がたくさんありますよね。窓ガラスに撥水加工が施されれば水滴がコロコロ転がるために視認性が良くなった気もしますが、そもそも何で水滴をコロコロと弾いてくれるのでしょうか?

実はここに落とし穴があるのです。

その正体は油膜!

車を動かせばほぼ自然発生的にガラスにこびりつき、学科教本では「定期的に取り除きましょう」と説明されている例のアレです。厳密に言えば極めて純度の高い油の膜なのですが、本来は取り除くべきものを塗ることによって水滴をコロコロさせているんですね。

結局のところ油膜なので通常のワイパーゴムではビビリ音が発生します。それを防ぐために撥水用ワイパーなんて用意されているくらいですから、消費者は何のためらいもなく両者を購入してくれるわけです。当然撥水加工も永久ではありません。

撥水効果が薄くなったら重ね塗りができないので、油膜取りクリーナーで古いコーティングを除去することになります。そう!油膜取りクリーナーで(笑)

本来ワイパーゴムで水滴を取り除くメカニズムは撥水作用ではなく親水作用を利用します。親水は撥水の逆で、ガラスに残った水分を薄く均等に広げる働きがあります。これを平たいワイパーゴムで拭き取ることによってクリアな視界を確保するのです。

このような本来の使い方とはかけ離れた商品は身の回りにありふれています。

洗濯洗剤だって発泡成分に汚れを落とす効果はないのに発泡剤が大量に含まれています。コラーゲンだって肌から吸収できるわけないのに化粧品には配合されています。なぜならそのほうが売れるから。窓ガラスだって水滴がコロコロ落ちたほうが綺麗になった気がしますからね。

実際のところ好みの問題でもありますが、本来の視界確保を目的にするのなら定期的な洗車で少しでも油膜の付着を防いだほうがトータル的なコスト面でも優れていると言えます。

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