霧が発生した時の注意

学科教習

そもそも霧の正体は何だろう

山間部で時たま発生する霧……実はこの霧の正体はであることをご存知でしょうか?

空中にあれば雲、地面についていれば霧……と表現方法が異なるだけで同一のものです。

ようするに霧の中を走ると言うことは雲の中を走っていた事と同じ意味なんですね。

ですから霧の中を走ると視界が遮られるのは空気中に多くの水分を含んでいるからなのです。ちなみに学科教本の項目的には「悪条件下での運転等」に該当する内容です。

霧の中の運転

霧の中ではやっていけないハイビーム

霧が発生すると、ひどい時は遠くだけでなく近くの景色も遮られてしまいます。

周りが薄暗いのでヘッドライトやフォグランプを点灯させて、周囲に自分の車の存在を知らせることが大切です。

しかし遠くが見えないとついついやってしまいがちな行為がヘッドライトを上向きにするハイビーム……。

確かに霧のない暗い道であれば前方100mを照らせるハイビームは視界確保に有効ですが、これを霧の中で行うと空気中の水分に乱反射してかえって視界が悪くなります。

霧の中でのハイビーム使用実験

一直線に延びた光……これがハイビームです。通常はこのような光り方はしませんよね。これは空気中に水分が多いときに起こる現象です。

写真では分かりづらいですが、実際は延びた光がプリズム状に光るので見えない光の幕のようなものが数枚にも重なって視界を遮ります。

これがもの凄く見づらいのです。法定速度60キロの道でも視界が悪すぎて20キロ以上出せないような環境です。

霧が発生したらどうするか

霧は自然現象ですので自分のタイミングで現れたり消えたりしてくれません。出るときは出るのです。

こうした場合はまず速度を落とすことから始まります。前が見えないのですから仕方ありません。

ヘッドライトもつけておくと自分の車の位置を相手に知らせやすいので事故防止に効果的です。

もしフォグランプがあればそれを利用しましょう。名前の通り「霧(フォグ)」用のライトです。

ここで重要なことは、霧が発生した場合のヘッドライトやフォグランプの働きはあくまで「自車の存在を相手に知らせる」ことが目的であり、前方を照らすためのものではありません。

前述の通り水蒸気に光を当てても乱反射するだけですから、前を照らすと言う意味においてはあまり効果がないのです。

霧の特性を理解し、いざ発生しても慌てない心構えが大切ですね。

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