突如かからなくなるエンジン
車のバッテリーはスマホと同様に充電式です。エンジンをかけるとオルタネーター(発電機)を回して常時充電を行うのですが、当然ながらバッテリーは経年劣化や自然放電により使わなくても徐々に減っていきます。スマホだって使わなくても徐々にバッテリーが減っていきますよね。
最終的にバッテリー残量がなくなるとエンジンをかけることもドアを開けることすらも出来なく(ドアハンドルが電磁式の場合)なってしまう可能性があります。この現象を「バッテリーあがり」と言うのですが、一度こうなってしまうとディーラーに移動も出来ないので大変です。
万が一自宅の駐車場でバッテリーがあがってしまった場合、解決策としては自力で交換するかレッカー車を手配してディーラーまで運ぶしかありません。ヒトの病気と同じように早期発見が問題を解決するための最善策となるので、バッテリーが弱くなったら早めの交換が重要です。
バッテリーの劣化具合は市販のバッテリーチェッカーを使用すると簡単です。
バッテリーはネットで買うと安い!
一般的に車のバッテリー交換は安くても平均5万円くらいが相場です。内訳としては6割がバッテリー、4割が工賃といったところですが、実はネットで購入すると同じ製品の新品でも1万円〜2万円台で購入できてしまいます。これはディーラーと異なり問屋を挟まないからです。
なかには本当に悪質な粗悪品を販売している業者も存在するので一概には言えませんが、少なくとも工賃は浮くのでかかるのは労力だけです。国産車であれば余程バッテリーが変なところ(ボンネット奥やエンジンの真横など)に搭載されていない限り手順さえ覚えれば簡単に交換ができます。
ちなみにAmazonで注文したバッテリーがこちら。ディーラーだと62,000円(工賃込み)ほどかかるバッテリーが13,480円で購入できました。
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さっそく届きました!Amazonは仕事が早い!
バッテリーの大きさは大したことがないのに密度があるのでかなり重いです。
バッテリー交換の際は厚手のゴム手袋を着用することをおすすめします。ゴム手袋は感電、バッテリー液の予期せぬ付着を防止する役割もありますが、バッテリーのように重たく滑りやすい物を持つときに重宝します。写真のタイプは嫌がらせのようにバッテリーが奥にありますね。
バッテリーの交換方法
バッテリーを交換する際に必ず留意しなければいけないのが順番であり、これを間違えると発火や爆発の危険性があります。
1.マイナスケーブルを外す
2.プラスケーブルと取り付け金具を外す
この際外したプラスの端子とマイナスの端子が触れないように気を付けて下さい。
3.古いバッテリーを外す
新しいバッテリーを載せたら金具で取り付けます。
4.プラスケーブルを付けます。
5.マイナスケーブルを付けます。
外す際はマイナスから、取り付ける際はプラスからのイメージです。全体の流れで見るとマイナスで始まりマイナスで終わります。
バッテリーは軽そうに見えて10キロ~30キロくらいの重さがあります。バッテリーを外すと一時的に電流が途絶えるため、時計などがリセットされる場合があります。メーター内にも警告灯が点灯することがあるので自分で解除できない場合はディーラーでお願いしましょう。