イメージトレーニングは役に立たない

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イメトレで運転が上手くなるわけがない

もしかしたら技能教習を行っている際に次のことを言われているかもしれません。

  • 家に帰ったら今日やった内容をイメージして練習しておくといいよ。
  • ハンドルの回し方くらいならトレイで練習できるよ。

なんてね。これは日本に古くから伝承される宿題という鬼畜文化に影響されています。とにかく家で休むなんて悔しい!苦労しろ!自分たちの世代は頑張ってた!的ないらない風習ですね。もちろん宿題そのものに意味がないわけではありませんが、これを運転の世界にまで持ちこんでしまうと厄介です。

ここで誤解を招かないように補足を入れますが、あくまで運転のイメトレに意味がないと言っているだけであり自宅での学科の勉強は大いに推奨しています。自宅学習はイメトレとは異なり問題集がありますから、イメージではなくて列記としたトレーニングです。

しかしイメトレは実態のない物を想像上で動かす必要があります。思い出してみて下さい。技能教習第一段階の一番初めに模擬運転装置(トレーチャー)を触りましたよね?あの時ハンドルをくるくる回す練習をしたと思いますが、そのあとの実技においてそれを完全に生かして走行できていましたか?

画面上では出来ていたと思いますけど実際に実車を操作すると想像以上に難しいですよね(;´д`)画面を見ながら物理的に操作をしてこの効果なのですから、さらに実物をなくしたイメトレで運転ができるようになるわけがないんです!

運転は反復と練習により上達する

学科は家でもできますが運転は家で練習することができません。例外的に北海道とかに住んでいて、山ひとつくらい所有している人なら話は別ですが…(私有地は道路交通法が適用されないので免許がなくても車を運転できる)。そもそも人間は車を運転することに特化して進化を重ねた生物ではありません。

スキーの選手だってレースのドライバーだって何度もトレーニングを重ねて技術を磨きます。漢字だってたくさん書いて覚えますよね。例えばYouTubeで上手い人のゲーム動画を見ていると、なんとなく自分にもできそうな気がしてきますが実際はできません。

私もモンハン動画でめちゃくちゃ狩猟笛の上手い人のプレイを見て「よし!狩猟笛やってみるか!」と試してみましたが全然使えませんでした(笑)つまり見ているだけじゃ上手くなりません!運転の練習は教習所だけで行えば十分であり、家では学科の勉強を集中して行った方が効率が良いです。