シガーライターソケット活用法(画像あり)

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拡張性の高い便利ツール

シガーライターソケットとは、その名の通りタバコに火をつけることを目的とした電熱式ソケットのことです。原理は電気コンロと同様に、電熱線を熱することで高温状態を作り出します。

では実際に使われていたかと言うと正直微妙です。車のシガーライターでタバコに火をつけると、何だか電気的な香りが漂ってきます。イメージ的にはハンダに近いんじゃないですかね。

ようするにタバコとはまた違った科学的な臭さがあるんですよ。この臭いが苦手な人もけっこう多いので、大人しく普通のライターでタバコに火をつける人が多いのではないでしょうか。(ちなみに筆者はタバコを吸いません。)

最近ではこのように「タバコに火をつけることを目的としないシガーソケット」が多くなってきています。

日本は今、どちらかと言うと禁煙の流れが強くなっていますから、ソケットだけは残してプラスチックの蓋だけ(電熱線を廃した)がついている車種が多いですね。

どちかと言えば現代におけるシガーライターソケットの役割は、スマホの充電やカーナビの電源供給を目的とした気軽な電力供給源としての意味合いが強いと思われます。

シガーライターソケットにはUSB変換ソケットやインバーター付きのコンセントソケットなどを差し込むことで様々な用途に対応できる抜群の汎用性を発揮します。

  • スマホなどの充電
  • カーナビなどの電力供給
  • トランスミッター(音楽を電波で飛ばす)の利用
  • 車内イルミネーションなどの電力供給
  • ポータブルDVD機器への電源供給

おおむね電力を必要とするほとんどの機器に対応ができます。しかし電子レンジやドライヤー、炊飯器などの高出力製品には対応できません。(ハイブリッドカーの一部除く)

専用の3口~5口ソケットを利用すればコンセントのタップのように、より多くの機器に接続ができるようになります。

反面、いわゆるタコ足配線状態になってしまうので、インテリアを気にする人はあえてこのシガーライターソケットを使わなかったり、もしくはシートの下など目立たない場所まで配線を延ばして分岐している人もいます。

国産車と外車における仕様の違い

ここまでシガーライターソケットの便利さについて色々と語ってきましたが、これらはすべて国産車で使用した場合の話です。

メルセデス・ベンツやBMWなどに代表される外車に乗っている方、あるいは購入を考えている方には少し気をつけて頂きたい部分が2つあります。

電圧・ソケットの違い

私も現在メルセデスとBMWを所有しているのですが、いずれも国産車では使えたはずのコンパクト掃除機(車用)が使用できませんでした。そもそもソケットの形状的に全部差し込めませんでした。

国産車のシガーライターソケットは奥行きが長いのに対して、外車の場合は奥行きが短く設計されています。

仮に車用の掃除機やドライブレコーダー(シガーライターソケットタイプ)を使用したい場合は、外車に対応しているのかを調べてから購入した方が良さそうです。

外車は常時電源が多い

簡単に説明すると、外車の場合はエンジンを切って外からカギを閉めてもシガーライターソケットには常に電流が流れています。

国産車の場合はキー電源に連動しているので、エンジンを切ると同時にソケットにおける電流も消えるように設計されているのですが、外車の場合はなぜだか消えません。(むしろ世界的にはそちらが主流?)

特に気を付けたいのはドライブレコーダーです。一応本体にも電源はあるのですが、TVの主電源と同様にあまり操作することはないと思われます。

国産車であればエンジンを切ればドライブレコーダーも動作を停止するのですが、外車の場合は電流が常に流れているためドライブレコーダーも基本的についたままになります。

逆に言えば駐車中の防犯カメラ代わりに使えなくもないのですが、あまり車に乗る機会がない人だと余裕で3カ月乗らないとかもあり得るので、気がつけばバッテリーがあがって車が動かなくなることも…。

最近では国産車と同様にキー電源を採用している外車もチラホラ見かけるようになりましたが、まだまだ常時電源の方が割合的には多いので注意した方が良いでしょう。