ディスクブレーキとドラムブレーキ

見る機会の少ないブレーキのあれこれ

普段みなさんが乗っている車のブレーキはディスクなのかドラムなのか知っている方はいるでしょうか?

ブレーキはホイールの奥にあるので、少し覗いたくらいでは見えないかと思います。しかしブレーキはみなさんの命を支えるかなり重要な部品なのです。

想像してみてほしいのですが、もしブレーキがなかったらなんの躊躇もなく速度を出せるでしょうか?

自分のタイミングで止められないほど怖いものはありませよね。車の速度への挑戦はブレーキの発達と共にあったことを歴史は証明しています。

そんな大切なブレーキですが、もちろん半永久的に使えるものではありませんので使っているうちに磨耗していきます。それに道路環境下によってはブレーキがききづらくなるといった現象も起こります。

万が一のときにパニックにならないためにも、ブレーキの特性を理解しておいて損はないでしょう。今回の記事では学科教習の第二段階でよく目にするディスクブレーキとドラムブレーキの違いについて説明していきたいと思います。

ディスクブレーキとは

簡単に言えば自転車の前輪ブレーキと同じ原理です。ブレーキレバーの操作によりワイヤーが引っ張られると挟んだゴムの締め付けによる摩擦で速度が落ちていきます。

車の場合はこれの強力バージョンです。車のブレーキをよく観察してみると、ローターという回転板に自転車のブレーキゴムのようなものが挟み込んでいる姿を確認できます。

各パーツが剥き出しの状態なので放熱性に優れ、水分がついても乾きやすいと言ったメリットがあります。頻繁にブレーキを使うことを想定したスポーツカーに多い形式です。

ドラムブレーキとは

読んで字の如くドラム缶のような形をしています。ディスクブレーキのようなブレーキゴムを外側から確認することはできません。ドラムブレーキの原理は内側からブレーキシューを押し付けることにより摩擦を生み出します。

例えるなら両手を広げて手のひらの摩擦で止めるようなイメージですね。ゴムで挟み込むよりかは内側から押し出す方が効率良く摩擦を生み出すので制動力(止まる力)はディスクブレーキに比べて強いです。

ですので強力な制動力が必要となるバスやトラックにおいてはメジャーなブレーキとなります。一方でディスクブレーキに比べると水が入りやすく出にくいため、深い水溜まりに入ってしまうと思うようにブレーキがきかなくなる可能性があります。

両ブレーキの特徴をまとめると

①ディスクブレーキ

雨に強く放熱性に優れるが制動力がそこそこ

②ドラムブレーキ

制動力が強いが雨や水溜まりに弱い

と言った感じです。学科試験対策としてはこの覚え方で間違いないでしょう。

しかしながら今の車ではディスクブレーキであれドラムブレーキであれ安全に走れるようにしっかりと設計、検査されていますから限界性能を試さない限りは走行に支障をきたすことはまずないので安心して下さい。

むしろ問題があるようではそもそも市販されていません。実際にはブレーキの性能よりも先に安全不確認や操作ミスによって事故が起きてしまう可能性の方が圧倒的に高いです。

ブレーキの点検だけでなく、日頃から安全運転をしようとする意識こそが何よりも大切であることを肝に命じましょう。

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