問題集をたくさん買うことに意味はない

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ひとつの問題集を徹底的にやること

本試験は一発で受かりたい。このような気持ちから書店等に足を運んで対策本を探してみたり、ネットで情報を収集してみたりと様々な工夫をしている人も少なからずいらっしゃるかと思います。しかしながら世の中にはたくさんの情報がありすぎて選別に困ることもありそうですよね。だけどそこは心配無用!

実は免許センターにおける学科試験の対策は教習所で配布されている問題集のみで十分なのです。身も蓋もないことを言ってしまえば学科試験の問題集なんてどれも内容に大差がありません。ただどうしても気持ちの問題で購入を考えているのなら勘とインスピレーションを信じて一冊だけ選んで下さい。

購入のポイントはあくまで「練習問題に特化したもの」を選ぶこと。解説に相当枠を使っているタイプは問題集ではなく参考書なので残念ながら直接的な実力アップは望めません。保険の資格を取りたいのに「保険とは何か」をひたすら理解したところで試験対策にはならないのと同じです。

そもそも分からない問題に遭遇した際に一番身近で信用できる情報が学科教本です。ようするに学科教本の本質は完成された参考書ということにあります。練習問題で分からない箇所があれば学科教本で確認をする…このシンプルな流れを繰り返すだけであなたの学科試験合格率は着々と向上していきます。

ですから学科教習中にひたすら教本にマーカーを引くような作業を私はあまり推奨していません。なぜなら道路交通法は教科書に記載されている内容の全体を意識するものであり、マーカーを引いた一部分だけが大切というわけではないからです。中にはマーカーを引いただけで勉強をした気になってしまう人もいます。

このやり方を否定はしませんが、教科書にマーカーを引くことによって多くの教習生は「きっとテストに出るからマーカーを引くのだろう」と勝手に解釈をして期待を持ってしまう可能性があります。学科試験の合格率はいかに教科書を見たかではなく、いかに練習問題をこなしたかによって向上していくものです。