実は道路で一番目にする道路標記
一般道路を運転していると必ずと言っていいほど白い線を見かけますよね。ほとんどの場合は中央線として機能しており、対向車線との境目としてペイントされていることが多いのですが実生活においてはあまり意識することはないと思います。しかしながらその形状や色によって意味は大きく異なります。
今回はそんな普段意識することのない白い線、そしてその派生である黄色い線について簡単に説明していきたいと思います。
白の実線
片側の道路幅が6メートル以上ある場合に標記されており、追い越し等ではみ出してはいけない線のことです。
白の点線
片側の道路幅が6メートル未満である場合に標記されており、追い越し等ではみ出すことのできる線のことです。
大きな幹線道路全体を見渡すとこのようになっているはずです。
Aの車は右に車線を変更することはできますが、Bの車は白い実戦を跨いでまで追い越しはしません。対向車線の車にぶつかってしまいますからね。
黄色い線
道路幅に関わらずはみ出すことができません。つまり踏めません。
稀にこのようなやりすぎ感のある黄色い線を見かけることもありますが効力は通常の黄色い線と同じです。おそらく目立たせたいくらいに危険な道路なのだと思います。
そもそも黄色い線が存在する理由は白い線ではカバーしきれない例外的な場面があるからです。例えば道幅の狭い山間部のカーブではみ出しを規制するために白の実戦をペイントしてしまうと「道幅が6メートルもないのに何で白の実線なんだろう?」という混乱を招いてしまいます。
黄色い線ならたとえ片側が6メートル未満であってもパッと見ただけで踏んではいけない線だなと理解することができます。
すべての線における効力の例外
白の実線、点線、黄色い線の種類に関わらず、緊急車両が近づいてきた場合や道路の陥没、工事中などでやむを得ない場合はいずれの線も跨いで進行することができます。例えば黄色い線が引かれている場合であっても緊急車両に道を譲るよう指示を受けた場合は黄色い線を踏んでも違反にはなりません。