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▼雪道の恐怖

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細心の注意が必要な雪

冬の風物詩として有名な雪ですが、一方で車の運転においては非常に過酷な環境です。事前に雪に対する準備や心構えをしておかないと、最悪な場面に遭遇することも珍しくありません。雪の日の事故率の高さもそれを証明しています。

事故の主な原因は雪による路面との摩擦力低下がもたらすスリップ…いわゆる滑りです。これは視界不良や技術的ミスよりも圧倒的に多い要素です。これにプラスで過信も挙げられます。これくらいなら何とか走れるだろうという謎の自信です。

以前とは変わってきた雪の質

通説として新潟の雪は重く、北海道の雪はサラサラしていると言われますが、これは雪に含まれる水分量の違いから。近年の雪はサラサラとした粉雪ではなく、ずっしりと重たいシャーベット状である傾向が強いです。

このシャーベット状の雪の厄介なところはタイヤの溝にはまると簡単には取れなくなってしまうこと。溝が埋まってしまうと排水性能が低下し、より滑りやすくなります。イメージするならタイヤの表面が究極的にまで磨り減った状態とほぼ同一です。

一般的なサマータイヤではグリップ力(道路との摩擦面積)を大きくするために表面が平なので、細かい凹凸で構成されたスタッドレスタイヤに比べると雪がはまりやすく、取れにくい構造になっています。統計上も冬の事故のほとんどはサマータイヤ装着車によって起こります。

時速5キロでも止まれない恐怖体験

これは私の経験ですが、今でも雪の日に車に乗らないことを推奨しているほどのトラウマを持っています。自宅から職場まで片道60キロ以上あるので通勤は基本的に電車なのですが、荷物が多い年末あたりは車で通勤することもあります。

これはある雪の日の話…

朝は快晴だったのに夕方あたりから雪がちらつく天気になりました。運が悪いことにその日はたまたま車で出勤してしまい、その上雪がちらつくなんて不運の極み。夜には牡丹雪が降るほどの大雪となってしまい、天気予報は当てにならないことを改めて実感しました。

そう、この日の天気予報は曇り!何が曇りだ嘘つくな!

と思いながら車を走らせました。夜22時過ぎ(通勤距離が長いので自宅に着く頃には22時を越えている)、家に帰ってから夜食を食べると寝る時間がなくなりそうだったので、きゅうきょ第一京浜沿いにある長崎チャ○ポンで食事を取ることにしました。

が!

雪のせいで駐車場に入るためのちょっとしたスロープが登れない!普段なら難なく入れる駐車場もこのとき初めて断念しました。

この経験から「やばい!」と本能が働き、スリップを警戒して60キロ制限の道路を10キロ以下の超ノロノロ運転で走りました。よく見ると周辺の車もだいぶ速度を落としていますから迷惑にはならなそうです。なかには走れずにハザードランプをつけている車もいます。

そして大きな交差点に差し掛かったとき、右折の為にさらに速度を落としました。通常よりも遅い5キロです。信号が変わりそうだったのでブレーキをかけると…。

ズザザザザザザザザザ!

ブレーキの感触が一気になくなり制御不能に!止まらない!マジで止まらない!ブレーキペダルから伝わるキックバックと警告ランプからABSが作動していたのは分かりましたが、最終的には停止予定部分を大幅に越えたところで停止しました。

夜間の人がいない時間帯だったことが不幸中の幸い、これが日中の人が多い時間帯だったらと思うと…今考えてもゾッとしますね。この場合はコインパーキングにでも停めて帰るのが正解(そもそも交通網が麻痺しているので帰れないけど)だったのでしょうか。

なぜ止まれなかったのか

車のコンディション自体は良好でした。当時は車を新車で買ったばかりでタイヤもほぼ新品、手入れもしっかりと行っていたので整備性は悪くありませんでした。しかしスリップを起こしてしまった致命的な原因は新車であろうが整備をしていようが関係ありません。

ずばり私の車はサマータイヤだったのです。

「雪の日にはチェーンやスタッドレスタイヤを履きましょう」と教習所には書かれていますが、帰り道で突然雪が降りはじめた場合は対策しようがありません。そこらへんに車を停めて気軽に帰れるわけでもありませんから、かなり神経をすり減らしながら帰るしかないのです。

スタッドレスでも過信は禁物

いまやタイヤチェーンよりもスタッドレスタイヤのほうが性能的にも優れていると言われていますが、技術レベルが著しく向上したとしてもすべての雪道に対応することはできません。ずばりスタッドレスタイヤでも滑る場面はデフォルトであります!

スタッドレスタイヤは雪道においてサマータイヤよりも滑りにくいだけであって滑らないわけではありません。実際にスタッドレスタイヤを装着した車でも滑ることによる事故は起きます。装着したから安心するのではなくサマータイヤと同様の慎重さが求められるのです。

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