ハザードランプの使い方
このスイッチ(△)を押すだけです。もう一回押すと消えます。
ハザードランプの役割
教科書に記載されている非常点滅表示灯がいわゆるハザードランプのことで、文字通り何かしらの緊急事態が発生した場合に使用するボタンです。
世界共通
- 非常事態(死にそう、強盗に襲われた、爆発しそう、消えそう、とにかくやばい!)
日本限定(道路交通法)
- 高速道路において前方が渋滞の場合、ハザードランプをつけることで後続車にそれらを伝える。追突事故の防止を図る。
- 譲ってくれたときに「ありがとう!」の意味をこめて使用する。
日本限定(暗黙の了解)
- 駐車しているときにハザードランプをつける。
- バックをするときに周囲に伝える。
ハザードランプは世界共通認識で非常事態時に使用することは大前提なのですが、日本におけるハザードランプの使い道は本来の意味とはかけ離れている部分もあります。
特に駐車時においてハザードランプをつける国は日本くらいです。我々にとっては馴染みすぎて当たり前のように思える行為ですが、海外から見れば異様に映ることでしょう。
観光で日本に訪れた外国人が東京駅でロータリーに出たときに、何十台ものタクシーがハザードランプをつけていた光景に度肝を抜かれたそうです。
集団テロでも起きたのかと…。
それだけ海外ではハザードランプ=(イコール)生命の危機に影響する重大な緊急事態と言う意味合いが強いのだと思います。
日本では海外ほど重大な犯罪が起きにくく、比較的平和な社会を形成している為、こうした緊急事態以外にも利用できるような余裕があるのかもしれませんね。
かと言って、駐車やバックをする際に使用してはいけないと言うわけではありません。
法律上の使い方としては正しくはありませんが、使ってはいけないと言った文面は明記されていません。
何より駐車時やバックの際にハザードランプを使うことによって不利益が生じることは考えにくく、逆に周囲への注意換起を促すと言う意味においては優れているとも考えられます。
使うべき場面をしっかりと判断出来るのであれば、是非とも活用していきたい車の機能のひとつですね。