S字とクランクのコツを最新版にアップデートしました(7/6)

S時とクランクのコツ(最新版)

技能教習(第一段階)

S字、クランクに共通して必要な要素

S字やクランクをうまく通過できない人にはある共通点が見つかります。その共通点とは縁石を面としてではなく点で見てしまう行為です。ようするに近づいたら先を見て…そしてまた近づいたら先を見て…の繰り返しのことですね。一点ではなくコースの全体像を掴まないと形状を把握できません。

目線の範囲(A=近すぎる/B=本来見る位置)

目の前の縁石に乗り上げないか心配なのは分かるのですが、それだと自転車で例えるならカゴを見ながら運転しているのと同じ行為です。これだとこの先のコースがどのような形になっているのか把握しづらくなってしまうのでハンドルが遅れがちになってしまいます。

それに車の前方の死角は少なくとも4mはあるので運転席からコースを眺めても実質4m先の景色しか見えません。つまり下を向くという行為は見えない部分を一生懸命探ろうとする無意味な行動であり、これは自動車に透過機能でも載せない限り物理的に不可能な問題なのです。

多くの場合は視覚情報に頼ってしまい、4m先に縁石があるにも関わらず見た目的にぶつかりそうになったらハンドルを回してしまいます。これがいわゆる内輪差による乗り上げを引き起こすのです。本来は見えなくなる縁石を先に見ておき「このへんにあったよな」と記憶して走るのが正解です。

S字の通り方

S字

S字は車体感覚を身につけるために練習します。基本的にS字の場合は内輪差を考慮してカーブ外側を走行する必要がありますから、車体の前方端に大きなローラーがついているイメージで遠心力に沿って走行しましょう。つまりミニ四駆みたいなイメージです。

ミニ四駆の走行イメージ

S字に入った瞬間は以下のような位置を目指しましょう。縁石内側を見ながら進入すると、本当に内側に寄ってしまうので、あくまで外側の縁石を目指してハンドルを回して下さい。意外かもしれませんが右折で侵入するS字の方が左折侵入に比べて入り口で乗り上げてしまう教習生が多いです。

S字入り口での位置取り

S字内では内輪差(前輪と後輪が通る位置の差)が顕著に発生します。多くの場合は「A」の地点でハンドル操作を急いでしまいカーブの突き出た部分に後輪が乗り上げてしまうケースが多いですね。これがいわゆる視覚に頼った運転です。何度も言いますが今見えている縁石は4mも前の景色なんですよ。

内輪差による脱輪

ちなみにS字のコース幅は意外にも3.5mという広さで設計されています(クランクも同様)。教習車の平均幅は約1.7mですからギリギリ横に並べて2台置ける広さです。外に出ると分かりますがけっこうコースに余裕があるんですよね。車の中から見ると狭く見えるだけであって…。

ですので慣れないうちはS字の真ん中に以下のような赤い線を頭に思い浮かべて走ると良いでしょう。この場合右カーブの時は右前輪を、左カーブの時は左前輪を赤い線の上に乗っけるイメージで走るとすんなり通れたりしますよ。この方法なら正直縁石なんて見なくても通過できてしまうことがあります。

頭に描く赤い線のイメージ

クランクの通り方

クランク

クランクはポールを見るのではなく道路を見て下さい。極論で言えばクランクと考えないで右折、左折の連続だと考えた方が通過しやすいと思います。おそらくクランクと聞くとどうしてもポールに目がいってしまうと思いますが、それではコースの位置取りが見えてきません。

クランクを通る為の秘訣は至ってシンプル…速度は遅く、ハンドルの回転は速くです。もっと詳しく言えば「時速1キロを保つイメージでタイミングが来たら一気にハンドルを回す。」ってことですね。これは上級者の運転にも共通していますが、見切りをつけて一気にハンドルを回す行為は狭い道において基本です。

目線(A=失敗しやすい/B=失敗しにくい)

気をつけて欲しいのはあくまでハンドルの回転を速くであり回し始めを速くという意味ではありません。あまり早い段階でハンドルを傾け始めてしまうとそれだけ内輪差による影響を受けやすくなります。以下の画像を参考にするとオレンジの点線部分に運転席が来たら一気にハンドルを回転させるイメージです。

クランク内での位置取り

逆にこの時期を過ぎてしまうと外側のポールに接触してしまう恐れがあるので、ハンドルを回すべきタイミングをしっかりと掴むことが重要です。当然ですがその為には速度をしっかりと落とした方がタイミングをより掴みやすくなります。

ハンドルの切り返し

万が一の切り返し術
切り返しとは 教習所においては技能教習第一段階項目11番「狭道の通行」にて行う必須内容です。 切り返しとは、縁石

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