ゲリラ豪雨時の対処(画像あり)

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突発的に訪れる災害レベルの雨

ゲリラ豪雨はいつどこで起こるのか分からない異常気象のひとつです(天気予報である程度の予測はできますが)。私も通勤中にかなりの豪雨に見舞われ、気がつけば車が水没寸前にまで差し掛かっていて恐怖を覚えたことがあります。ちなみにその時撮影したドライブレコーダーの画像がこちら。

この日は栃木県鬼怒川温泉で川が決壊し、周辺の宿泊施設に甚大な被害が発生した日として記憶に残っています。私が通っている職場近くの最寄り駅も通行人の腰まで水が浸かるほど冠水し、バリケードが組まれて封鎖されていました。以下では万が一ゲリラ豪雨に見舞われた際の対策を述べていきます。

ゲリラ豪雨に遭遇してしまったら

これがゴリラであるなら警察や機動隊に伝えれば問題ないのですが、雨の場合は自然の摂理なので防ぎようがありません。万が一出先でゲリラ豪雨に遭遇した場合は以下の措置を行うことが好ましいと言えます。

1.水没前に避難場所を探す

道路が集中豪雨で寸断されると大渋滞が発生します。前述の大雨の時は川が決壊するレベルだったので、送り迎えの車と通行止めになった道路の相乗効果で恐ろしく混むんですよ。これを通常の渋滞の延長戦上で考えてはいけません。普段混まない道であっても2時間以上動けない場合を想定しておいた方が良いです。

(現に私も通常なら5分足らずで通過できる道を1時間半以上かけて通過したくらいです。)

こんなとき大変なのがトイレですよね。さすがに運転席を離れるわけにはいきませんから我慢を強いられることになります。実際に膀胱炎になってしまった人がいるくらいですからその過酷さが分かると思います。雨が尋常じゃないくらい降り始めた時点で近隣の駐車場をチェックしておくようにしましょう。

コインパーキングがなければレストランでもコンビニでも良いです。渋滞に挟まって動けなくなるより数百円払ってでも自由に動ける方がマシです。

2.水に浮いているものに注意する。

冒頭の写真を見て頂ければ分かるかと思いますが、雨とは言っても真水ではないのでかなりにごっていて路面の状況が全く分かりません。この場合は浮いている物に細心の注意を払って下さい。そもそも道路が冠水するということは排水設備のキャパを超えているからであることは分かりますよね。

こうなると排水設備から水が溢れだす、いわゆる逆流が発生します。水には大きな浮力があるので人の手では持ち上げられない鉄の板だって簡単に持ち上げてしまうのです。そう…その代表例がマンホール!マンホールの蓋が外れてプカプカ浮いている光景を見たことがあるのですがこれってけっこうヤバイですよね。

マンホールの蓋ってかなり重たい鉄の円盤ですから、車に当たったら相当なダメージが入ることは想像に難くないでしょう(^_^;)ちなみに流れてくるマンホールの蓋以上に恐ろしいのがそのマンホールが本来あった場所…つまり蓋のなくなった排水溝です。そこには大きな穴が空いていることを意味します。

路面が水で濁っていてよく見えないので、よ~く観察しながら車を走らせないとガクンと落ちてしまう可能性があるのです。まぁ車1台丸ごと落ちることはありませんが、少なくとも専用の機械を使わないと抜け出せなくなります。下回りも損傷するので修理代も高額です。

3.歩いていても気をつける

前述したマンホールの蓋ですが、これが外れて穴が空いてしまうと人間なら落っこちてしまいます。かなりヤバイ状況であることはこれ以上説明しなくても大丈夫ですよね…。

4.水没時は速度を出さない

冠水した道路を走ると最悪の場合車のボンネットあたりまで水がきます。このとき速度を上げると水を大きく持ち上げる形になるため必要以上にボンネットに水が押し寄せることになります。そうなるとエンジンルームに入ってくる水の量も増加してしまい、最悪の場合エンジンが故障してしまう恐れがあるのです。

エンジンが故障してしまった車は修理をしない限り二度と動くことはありません。この修理費が一般的に50万~100万円ほどかかるので、なるべく故障させないような運転を行うことが大切です。冠水した道路をやむを得ず走る際は細心の注意を払い、ゆっくりと走行することを心がけましょう。