障害物への対応(路上編)

障害物には危険な死角が多い

以前の記事で「視覚的死角」と「潜在的死角」について述べました。前者は物理的に見えない死角、後者は心が作り出す死角です。

道路上の障害物はまず物理的に見えなくなる視覚的死角が働きます。透視能力がない限り車の向こう側は見えませんからね。歩行者や自転車などの飛び出しがないか神経を使って走行しなければなりません。

そこに「おそらく誰もいないだろう」と思う心の死角……潜在的死角が働いてしまうと最悪です。それを経験と言う方もいますが、100%危険がないことを確認していない以上所詮はただの「勘」です。

この勘をただ経験と格好よく表現しただけなのです。そうすれば他の人は自分の運転をきっと上手く思ってくれるんだろうと想像します。それを教科書用語で言うなら「過信」です。過信がいかに危険なものであるかは歴史が証明しているので今更説明するまでもないでしょう。

歩行者の動きだけではなく対向車の動きも

障害物をよける際はどうしても周辺の歩行者や自転車の動きに気を取られがちですが、同じ時間軸で対向車がいることも忘れてはいけません。

当然ながら対向車はこちらに向かって走って来ていますから、相当な早さでその瞬間は訪れます。ようするに「よけるタイミングは今なのか?  待つべきか?」と言う判断です。

これが学科教習の質問であるなら時間はいくらでもあるのですが、路上は完全なリアルワールドです。ゲームのRPGみたいに「たたかう」を選択しているあいだに周りの時間が止まってくれているわけではありません。

とにかく障害物を発見したらその先の対向車の動きに気をつけましょう。これらを意識することでそれに準じた段取りを行うことができます。

慣れるまでは歩行者か対向車のどちらかに気が向いてしまいますが、いずれは両方に気が向かないと事故の原因となりますので早期に慣れた方が良いでしょう。

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