路上教習中の歩行者への対応

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歩行者のそばとは

学科教本には「歩行者のそばを通るときは安全な間隔をあけるか徐行すること。」と記載されています。

この安全な間隔とは歩いている歩行者によって変わってきますのでその場に応じて変動するものだと思って下さい。

ちなみにおおよその安全な間隔とは1.5mのことですが、これは車の速度などにも影響されるため、基本的にはこれ以上の距離を空けておいて間違いはありません。

子供はとにかく危ない

大人が歩くのと小学生が歩くのでは危険度は大きく異なります。基本的に子供は周りの交通に気を配るなんて発想自体ありません。

みなさんが小学生の頃、友達に「後ろから車が来てるから気を付けながら歩こう!」なんて言われたことあるでしょうか。

言われたとしても突発的に思い付いたか「言いたい言いたい病」かのどちらかです。皆様がそうだったように、今の小学生もそうなのです。

ですから小学生が歩いている場合は急な飛び出しなどを想定して大人よりも間隔をあける必要があるでしょう。

まぁ大人も大概ですが、いきなり横にジャンプなんて芸当は子供しかできません。大人でそれやったら職質レベルです。

高齢者も聴力が衰えている可能性があるのでこちらの接近に気がつかない可能性があります。何事も「疑い」をもって慎重に運転することが大切なのです。

教習中の歩行者への対応

教習はプライベートではなく評価です。当然ながら自分の尺度で「行ける!」と思っても、採点上ではアウトになることもあります。

ですので教習中や検定中において進行する道路上に歩行者がいた場合は、次のような神経を使うと思います。

  • 行くか?
  • 行かないか?

です。下手に進んで怒られても嫌だし、かと言って行かなくてモタモタしてるって思われても嫌だし…なんか凄く気を使いましたね。

この場合は道が広くて対向車がいなければ間隔を取りながら通過しても構いません。通過する際はあまり時間をかけないで下さい。なぜか自転車と並走するくらいのスピードでゆっくりとよけていく人が多いです。

自転車は車にとって危険な存在ですので、なるべくリスクを減らすためにスムーズに通過する必要があります。

ほら、駅のホームで酔っぱらいが騒いでいるときに、その目の前をスローモーションで通り抜けるのですか?

多くの場合は関わりたくないから早歩きで通過しますよね。同じです。

一方、道が狭かったり対向車がいた場合は素直に手前で待っていた方が無難です。「自分なら行ける!」はいりません。これはあなたの気持ちではなく採点基準に従うだけです。

出来ることなら歩行者のいない道を走りたいと思うでしょうが、日本はこの狭い国土に1億3千万人います。離島か相当の山奥でない限りは無理ゲーです。

いざと言うときに柔軟な対応が出来るように、教習中に判断力を養っておくと良いでしょう。