技能教習(第二段階)

教習所で一番身につけたいのは判断力

教習所は判断力の勉強

教習所で学ぶ内容は多岐に渡りますが、大きく分けると「技術」「知識」「判断」の3要素になります。技術面に関しては技能教習で、知識面に関しては学科教習で、判断力に関しては経験で学ぶことになります。知識は独学でもなんとかなりますが、正しい技術と経験は教習所でないと学べません。

ここで重要なのは「正しい」学び方です。家族の誰かが「運転のコツを教えるよ」と言ってくるかもしれませんが、そもそも日常運転を教わったからといって試験で受かることはまずないです。運転歴40年以上の大ベテランであっても一発試験で一発で受からないことが多いのはそのためです。

見落とし数回で失格、右左折前の寄せ不足で失格、黄色信号で突っ込んで失格、挙句の果てには横断歩道手前における歩行者保護不停止で失格…。運転のプロは法規を守ることが大前提ですから、慣れから生じる自信を正しいと判断してくれるほど世の中は甘くはありません。

万が一事故を起こしてしまった場合、正しい運転をしていて尚且どうしようもなく事故が起きてしまった場合と、誤った運転方法や法規を守らずに起こしてしまった事故の場合、どちらがより責められると思いますか?この違いが理解できないのなら今すぐ教習所に通うのをやめるべきです。

指導員はいつまでも隣にいない

教習中であればいくらでもアドバイスができます。万が一の場合は全力で事故を防ぎます。それが教習指導員の仕事です。しかしいつまでも教習指導員は隣に座っているわけではありません。我々は大地の精霊みたいに召喚魔法によって召喚されるわけではないのです。

最終的には一般道路での合流や障害物があった際の対応などを自身の判断で行わなければなりません。ひとたび判断を間違えると事故は簡単に起きるものです。今後の人生において大きな過失をつくらないためにも教習所を卒業したらすぐに練習を始めることをお勧めします。

最初は怖くて当たり前です。しかし怖いからといって練習をしなければせっかく習得した運転技術も徐々に失われていきます。とりわけ卒業後2ヵ月間はかなり大事な時期です。ここで練習を続けるか続けないかによって今後の運転技術に相当な差が生じてしまいます。

なぜ教習所にペーパードライバー講習が存在していのかを考えれば理解しやすいはずです。

そもそも教習所では路上教習を最短で19時限しか行いません。1日24時間に換算すると合計で1日も練習しないまま免許を取得する計算になります。この19時限ですべての正しい判断を習得することは不可能ですから、卒業後にしっかりと練習して判断力を確かなものにして頂きたいのです。

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