タイヤにワイヤーが見えたら要注意(画像あり)

記事内に広告が含まれています。

タイヤのワイヤーとは

タイヤの強度や形状を維持するための骨格のようなものです。人間で例えるなら体の部分がタイヤゴム、骨がワイヤーと言ったところでしょうか。通常はゴム内に隠れているので見かけることはないのですが、劣化による亀裂や激しい磨耗によってその姿を表すことがあります。

人間でも重度な怪我をすると骨が見えることがありますよね。つまりタイヤにとっても骨格たるワイヤーが見えると言うことは非常に危険な状態であることを意味するのです。

側面に見える白い線がワイヤー

基本的にワイヤーの露出はタイヤの側面を強く磨耗した際に発生します。

模様の拡大

この円上の白い線がワイヤーです。このままだとバースト(破裂)の危険性があるため迅速に交換を行う必要があります。

ワイヤー拡大写真

交換の際はトランク内からジャッキとスペアタイヤを取り出します。

トランク内のジャッキスペース

ジャッキポイント(各車の説明書に記載)に合わせてジャッキをかませます。あとはクルクルするだけ(°∀°)このジャッキはテコの原理で車を持ち上げるので、小学6年生の女の子でもジャッキを回しさえすれば軽々と車体を持ち上げることが出来ます。

持ち上げた様子

新しいタイヤと交換しました。

新品のタイヤと交換

タイヤは早めに交換を

タイヤは使わなくても時間が経てば劣化します。劣化して脆くなったタイヤは弾性がなくなるため亀裂が入りやすく、上述のようなワイヤーの露出が発生しやすくなります。タイヤに限らずワイパーゴムやモールなどのゴム類は何もしなくても劣化はするものと思いましょう。

ちなみにワイヤーが露出した状態でタイヤに起因する事故(バーストによる破片の飛散や脱輪による人との接触事故)が発生すると、その所有者に対して整備不良として罰則が発生します。「知らなかった。」は通用しない世界ですので、タイヤは頻繁にチェックする習慣をつけておいた方が良いですね。