MT車の発進に最適なエンジン回転数

教習車だと平均2,000回転です

これは車の排気量によって様々ですが日本では道路交通法施行規則第24条によって細かな基準が設けられているので全国的に同じ車種が採用されていることが多いです。(定員5人以上の乗用タイプ、長さ4,400mm以上、幅1,690mm以上、ホイールベース2,500mm以上、トレッドが1,300mm以上)

例としてトヨタ・コンフォート、マツダ・アクセラ、ホンダシビックなどが挙げられますが、これらの車種は平均として1.500cc~2,000ccのエンジンを搭載しているのでエンジン回転数による差はほとんどありません。(プリウスはタコメーターを装備していないので回転数が分からない。)

従って教習車両が4,000ccV8エンジンクラスのポルシェ・カイエンや6,300ccのHEMIエンジンを搭載したアメ車でもない限り、自動車を発進させる際に最適なエンジン回転数は平均2,000回転であると言っても差し支えないでしょう。

エンジン回転数の味方

1.タコメーターを見る

タコメーターとはエンジンの回転数を把握する為に使用する計器類の一種であり一般的にスピードメーターの横に設置されていることが多いです。

右側がタコメーター

一部例外として極端に安い商用車のMT仕様であればタコメーターが省かれている場合もありますが、教習所で仕様するMT車には紛れもなくタコメーターが設置されています。読み取りはメーター内の数字で行い、数字の数に1,000を掛けたもの(×1,000/min)が現在のエンジン回転数となります。

2.レッドゾーン

タコメーター内の赤い部分は過回転域…いわゆるレッドゾーンと呼ばれる帯域でありここまでエンジンを回してしまうとエンジン本体に過大な負荷がかかります。最悪の場合はエンジンの故障やそれらに起因する火災、爆発など深刻な事故を引き起こす可能性があるのでレッドゾーンまでアクセルを踏むことは絶対にやめましょう。

ちなみにAT車の場合は自動的に適切なギアに切り替えてくれるのでアクセルを目一杯踏んでもレッドゾーンまで回してしまう心配がありません。(だからと言って急なアクセル操作はNGですよ。)

3.そもそもAT車には必要ない?

必要ないかと問われるなら…必要ないかもしれませんね(笑)前述の通りAT車はタコメーターを見なくても自動的にギアチェンジをしてくれますし…。とりわけCVTのような特殊な構造(効率の良い回転域がバラバラ)のミッションを積んでいる車はタコメーターがあっても困惑してしまいます。

ハイブリッド車においてもモーターのアシストが入るのでエンジンの回転数があてになりません。こうした車は設計段階でタコメーターが省略されていたりします。

結論

MTの教習車両で発進を行う場合はおおむね1,800回転~2,000回転を保ちながらクラッチを上げていきましょう。これは坂道発進でも同様の回転数となります。坂道だからといってアクセルにおける特殊な操作は必要ありません。

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