「S字とクランクのコツ」の内容を最新版に更新しました。画像をより詳細な物にリファインしました。

運転に自信がもてません

質問回答

最初は誰もが初心者です

タクシーやバスの運転手、プロのレーサー、そして我々教習指導員も、最初にハンドルを握った時は超ド素人からのスタートでした。

それはもう暴走教習車でしたよ……。教習所の指導員ってよくこんな危ない仕事出来るなぁ~って心から関心してしまいましたね(笑)

あっ、ただの思い出話です(笑)

運転が上手くいかないと「自分はできない奴だ」「免許なんて取れるのかな?」と思ってしまいがちですが、実はそれは自分だけではなく他の人も思っていること……あまり悲観的にならないで下さいね。

この業界に長くいるのでそれだけは確かな確証をもって言えます。

そのへんを走っているドライバーがいとも簡単に車を操っているのを見ていると「すごいなぁ!」と思ってしまうかもしれませんが、それは運転という同じ行為を数年~数十年に渡って行っている、言わば経験と努力の蓄積した証……。

そりゃピアノだって猫踏んじゃったを20年以上弾いていれば目を閉じていても弾けるわけで……。

初めはどうしても上手い人の運転と比べてしまうので、「自分は運転に向いていないのではないか?」という錯覚に陥ってしまいうのです。しかしそれは比較対象が違うだけ。

もしかしたらご両親にこんなこと言われていませんか?

「免許なんて簡単だよ。」

「教習で落とされたことなんてないよ。」

って。

まぁそれは半分正解で半分嘘です。ふつうに考えて、初めてハンドルを握った人が完璧に近い運転をするなんて不可能に近いじゃないですか。なんか子供の前だと強がっちゃうんでしょうねきっと。

少なくとも教習所に来たらそんなこと言えなくなりますね。みなさんのお父さんやお母さんの過去の運転知っていますから(笑)

運転の上達は髪の毛のようなもの

私はこのように表現しています。練習していてもなかなか上達を感じない。それどころか今回先に進めたのも指導員の配慮か奇跡ではないのか?

いいえ、そんなことはありません。教習業務は国の委託業務なので仕事の分類は公務です。公務である以上、不平等さが生じてはいけないのです。

出来た場合は次の項目に進み、出来なければ教習期限が迫っていようが進ませることはしません。そうでないと不正になってしまうからです。

おまけは出来ない世界なんですよ。

みなさんが次の項目に進めたのは、指導員が「この人なら先に進んでも大丈夫だろう。」という見込みをつけているからであって、逆に自信を持っていいのではないかと思います。運転は練習をするたびに確実に向上しますから。

しかし目に見えて分かるほどの急激な成長はほとんどありません。これを髪の毛で例えてみましょう。

昨日美容院で髪を切って、今日鏡を見たときに「伸びた」と思うでしょうか。おそらく感じないですよね。確かに見た目は変わりませんが、ミクロの世界では伸びています。

これが2週間経ってから鏡を見たらどうでしょう?「少しは伸びたかな」と思いませんか?教習も同じように昨日ではなく2週間前を振り返ってみましょう。

あんなに苦労した外周を、今では無意識のうちに走れていませんか?

昨日今日ではなく、数日前から2週間前を振り替えってみると自分の上達具合が分かるはずです。次の課題に精一杯なので実感しにくいですが、これは紛れもない事実です。

このように運転技術はゆっくりと、そして着実に向上していきます。

無理に自信をもつ必要はありません

無理に自信をもってしまうと、何かのきっかけで失敗をしてしまった最に、せっかく築き上げてきた自信が崩壊してしまいます。それこそ積み上げてきたパズルが根本から崩壊するみたいにね……。

だけど大丈夫!自信は運転が上手くなれば自然と持てるようになるものです。

焦らず、気長に構えていた方が精神的にも余裕がウマレ、運転技術の向上にも繋がりやすくなります。不安で一杯なのはごく自然なことです。

運転に限ったことではありませんが、受験でも就職活動でも現在進行形で行っている当事者が一番辛いのです。

外野はなんとでも言えます。すでに免許取得が終わった人からは「頑張れば取れるよ。」とありきたりな励ましを受けるかもしれませんが、その言葉の裏には大きな努力が隠れていることを見逃してはいけません。

運転はスポーツと同じで練習を重ねれば必ず上手くなりますから、前を向いて頑張っていきましょう!

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