窓には外の音を遮断する働きがある
今の車は昔の車と比べると明らかに遮音性が高くなりました。密閉性の高い造りは外部との温度変化の影響を受けにくくするだけではなく、走行中のノイズや雑音に関しても効果的に作用しています。
窓ガラスの進化も例外ではなく、通常よりも耐久性や防音性に優れた合わせガラスや二重ガラスを採用していることがほとんどです。
それもそのはず、目の前から石が飛んできてパリーーーンって割れたら恐怖ってレベルではないですよね。もはや死の危険を感じるくらいです。
高速道路で高速走行を行っていると、たまにですが石が飛んできてガラスに当たることがあります。これくらいで貫通してしまっては交通事故とはまた違うベクトルの恐怖を持たないといけなくなりますからね。
これだけ頑丈なガラスですから、当然外の音は聞こえにくくなっています。救急車のサイレンの音は聞こえても、そのへんを歩いている人の会話はほとんど聞こえません。
窓を開ける=イヤホンを外す
窓を開ける行為は、音楽を聴いている時にイヤホンを外す現象と似ています。音楽を聴いているときに友人に何かを聞かれた場合、「えっ?」ってイヤホンを外して聞き返しますよね?
イヤホンをして音楽を聴いている間は、電車の警笛や車のクラクションは聞こえても通行人の会話は聞こえないはずです。
電車が急に止まった場合も、イヤホンを外して車掌さんのアナウンスを聞くのではないでしょうか。車の窓を開けるという行為にはこれだけの違いがあります。
踏切の音は聞こえても、遠くから近づく電車の音はかなり近距離でなければ聞こえません。おそらく聞こえた頃には電車は目前に近づいているはずなので一貫の終わりです。
この場合遮断機があれば視覚的に分かるので問題ありませんが、なかには遮断機のない踏切も存在するため、電車が近づいていることに気が付かずに衝突!…と言った事例もあります。
いつどこでこうした踏切に遭遇するのかは分からないため、常日頃から癖として身に着けておくと良いでしょう。