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本当は安くない軽自動車

アラカルト

人気の高さは価格の高さ

日本では独自の規格として軽自動車区分と言うものがあります。これは排気量や車体サイズを大きく制限する代わりに、路面を傷める影響の少ない軽自動車に対して税制上の優遇措置を与えようと言ったものです。

具体的な税制上の恩恵は自動車税に顕著に表れます。ちなみに日本における自動車税は他国と比較しても異常なほど高額に設定されています。悲しきかな(´・ω・`)

自動車税(2018年現在)

このように軽自動車と普通車の税率を比べてみると軽自動車の税率の安さが際立っていると思います。これだけ見ると軽自動車=維持費が安いと認識するわけですね。

確かに維持費は安いと思います。しかし問題は軽自動車の購入価格です。前述の通り税率の安さから人気のある軽自動車ですが、人気があると言うことは中古車市場でもそれなりの価格で取引されると言うことです。

最近の軽自動車を新車で買った場合、ナビやらオプションやらを着けると普通車(コンパクトクラス)よりも高価になってしまうこともあります。だけどほとんどの人は税率でカバー出来ると考えているのでそれでも買ってしまいます。

購入価格によって変動する軽自動車の割高感

軽自動車が安上がりな場合

購入価格が同一

(例)

ダイハツタント(軽)→100万円

トヨタヴィッツ(普)→100万円

この場合5年間の使用を想定すると、5年後までに発生する税金は軽自動車が54,000円(10,800円×5年)、普通車が147,500円(29,500円×5年)になります。この時点で軽自動車の方が93,500円安くなります。

5年間使用するなら車検も2回は訪れますので、実質的には軽自動車の方が150,000円ほど安くなる見込みです。

軽自動車が割高な場合

購入価格が普通車の方が安い場合

(例)

スズキラパン(軽)→100万円

トヨタパッソ(普)→60万円

このパターンは中古車市場に多いですね。普通車……特に軽自動車とあまりサイズの変わらないコンパクトクラスは税率で軽自動車に負けるので本体価格を抑える傾向があります。そうでないと軽自動車に顧客を取られてしまいますからね。

この場合5年間の使用を想定すると、上記のように軽自動車の方が93,500円安くなります。車検込みだと150,000円ほど安いことも同様です。

しかし問題は購入価格です。この時点で普通車の方が40万円ほど安く購入していますね。これだけ差があると軽自動車の税率で補うことが難しくなってきます。

おそらく10年間乗ってやっと元が取れるかどうかです。それどころか車体の構造的に軽自動車の方が耐用年数が低いため、10年も乗ればどこかしらにガタが来ます。

特にエンジンマウント系の劣化やオイル漏れなどの故障もこの時期にくるため、修理費に10万円以上かかる場合があります。

もちろんコンパクトカーだって使い方によっては壊れますが、同条件で比較すると軽自動車の方が壊れます。それなら少しでも広い室内や余裕のあるエンジンを積んだコンパクトカーでいいのではって話になるわけです。

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