ETCとは
電子料金収受システム(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)の略称です。
ETC最大のメリットはノンストップで料金所を通過できるところ!Suicaのようにタッチをしなくても無線で自動的に料金を精算してくれます。
普段使っているクレジットカード会社からETCカードを発行することができ、料金は登録した口座から自動的に引き落とされます。
ETCの使い方
車載器は上記写真のようなビルトイン型(手元に車載器があって通信用のデバイスは窓ガラスあたりについている)と、車載器とアンテナが一緒になった一体型があります。
いずれの車載器にもカード挿入口があるので、そこにETCカードを差し込むだけで準備は完了です。(エラーのブザーが鳴らないか確認しましょう。)
しかし!
それは既にETCの初期設定が出来てからの話…。ETCは通常申し込むをすると郵送で自宅に届くのですが、その状態のままではETCを利用することが出来ません。
初期設定もせずにETCカードを挿入してしまうと、料金所のゲートが開かないアクシデントに見舞われます。(そもそもエラー音が鳴ると思います。)
以下ではETCカードの初期設定について説明をしていきます。
ETCカードの初期設定(登録)
1.カードが自宅に届く
ETCカードを注文すると数日後にETCカードが郵送されます。一応大切なカードですから発行した本人が自宅にいないと届けてくれません。
仕事をしていれば不在のことも多いので、タイミングが悪ければ再配達の依頼をして受けとるようにしましょう。
ちなみに注文の時点でクレジットカード及び口座番号の登録を行うので、届いてから個人情報(名前や住所など)を記入する手間は基本的にありません。
2.ETC車載器を購入した店舗で登録(セットアップ)
購入した店舗にETCカードを持っていくと登録してくれます。登録料金は平均2,000円~3,000円くらいですね。
この登録作業が終了すれば、あとは車載器に差し込むだけで使えるようになります。
私の場合はネットで購入して自分で取り付けたので、イエローハットでお願いしてセットアップしてもらいました。
ETCカードの盗難に注意
ETCカードには所有者の様々な情報が詰まっているため、盗難の対象になりやすいと言われています。
そしてETCカードの盗難にはプロが関わっていることが多く、盗難された際もダミーのカードを挿して発見を遅らせるなど巧妙な手口を使ってきます。
この対策として有効なのは「車内を綺麗にしておくこと」「ETCカードを車から出る度に抜いておくこと」です。
特に車内が汚い車に関してはETCカードに限らず窃盗の対象になりやすいですね。そもそも散らかっているわけですから何かが盗まれても何が盗まれたのか分かりません。
これは部屋の中で探し物をするときと一緒で、綺麗に整頓された部屋なら欲しいものをすぐに見つけることが可能ですが、汚い部屋だと他の物に紛れて探しだすのが困難になります。
それに車の中をしっかりと整頓している人は几帳面な人が多いですから、どこかに隠しカメラ(ボールペン型など)を設置している可能性もあります。
しかし綺麗な車であっても100%安心と言うわけではなく、同じ環境下で綺麗な車と汚い車があった場合は汚い車を狙いやすいというだけです。
綺麗な車しかなかった場合はそれらが対象になることもあります。
ETCカードを抜いてしまえばそもそも盗難されることはありません。しかし車から出る度に毎回抜き差しするのはけっこう大変です。
ですので私は外からETCの存在が分からないようにコンソールボックス内に車載器を、受信アンテナをインパネの下に自分で取り付けました。
これでパッと見はETC車載器を取り付けていない車として認識できます。
まぁ盗む側はプロですから何かしらの手段(電波など)で分かってしまうかもしれませんが、何もしないよりは対策になるかと思います。