勘違いの多い注視の意味

捉え方によって全く別の意味をもつ言葉

よくこのような問題が出題されます。

問「走行中は危険防止のため、ナビの画面等を注視して走行してはならない。」

というものです。いや、ふつうに答えは「◯」なのですが、以外と×をつけてしまう教習生も散見されます。

学科教習中に教習生の方に「注視とはどのような意味ですか?」と質問したところ、その教習生からは「注意して見ることです。」という驚きの解答がでました。

つまりこの捉え方で考えるのならナビの画面を注意しながら見ることになるので、あまり危険性を感じません。このうな視点から見れば正解は「×」でも構わないのです。

しかし注視の本来の意味は「一点を見続ける」という行為を指します。つまりナビの画面をずっと見ながら走行するとどうなりますか?と言った質問なのです。

注視のイメージを具体的に述べるなら、部屋にムカデやスズメバチが入ってきて(←どんな状況やねん(笑))エアコンの裏なんかに隠れた時は絶叫ものですよね。

このときは虫の動向を探るためにエアコン周辺を見続けると思います。まさにそれです。

この意味であるならナビを見ている間は前を向いていないので目を閉じて運転しているのと同等の状況となります。よって非常に危険なシチュエーションとなりますので絶対にやってはいけないのです。

言葉の言い回しに苦手な人が多い

注視という言葉に限らず、例えば「人がいないことが明らかな場合のほかは…」といった内容で混乱してしまう人もいます。このあたりの日本語力はかなり個人差が見られますね。

この言い回しの場合は「①人がいないことが明らか→人がいない」「②のほかは…→人がいないに対しての逆語」という図式になるので、「つまり人がいる」という意味になります。

これが頭の中でごっちゃになってしまって解答が出来ない方が目立ちますね。本当に平気な人にとっては平気なのですが、そうでない人にとってはけっこう大変です。

学科試験において勉強をしなくて不合格になることは当然と言えば当然なのですが、勉強をしてもなかなか合格できない人にはこうした言い回しに対して苦手な場合が多いですね。

こうした言い回しが苦手な方は、文章を細かく区切って解釈することをおすすめします。おそらくこの手の問題が苦手な方は長文が苦手な場合も多いと思われますので。

コメント