「S字とクランクのコツ」の内容を最新版に更新しました。画像をより詳細な物にリファインしました。

ペーパードライバーにならないために

運転上達

ペーパードライバーとは

ペーパーマリオのようにぺらっぺらな運転者を指すという意味ではありません。免許証は持っているけど「ほとんど使っていないのでそのへんに落ちている紙同様の存在であること」を揶揄する表現です。

もっと簡潔に言うと免許証の価値が紙レベルってことですね。決して神レベルではありませんので気を付けて下さい(笑)

ペーパードライバーになる方法は至ってシンプルです。運転しなければ良いのです。運転をしない期間が長ければ長いほど熟練されたペーパードライバーになることができます。

しかし本格的なペーパードライバーになってしまうと、いざ運転する必要性が生じた際に尋常ではない苦労が発生します。

これまで教習所でも数多くのペーパードライバーの方を担当してきましたが、その運転レベルは千差万別です。2回程度の運転で勘を取り戻す人もいれば、数10回乗ってもなかなか運転がままならない方もいます。

特に運転しない歴が30年を越えてしまうと、免許証は持っているのに運転レベルは卒業検定合格時の卒業生レベル以下です。

さすがに常に補助ハンドルを取りながら検定に挑む教習生はいませんからね。30年以上のペーパードライバーの方は常時補助ハンドルです。さながらオートパイロットモードですね。

おそらく免許証を取得してから30年以上ということは、最低でも48歳以上ということになります。

当然10代、20代のような身体能力や学習性はもっていませんので、いざ必要になったときにスムーズな上達が望めない背景にはこの年齢も影響しているのです。

運転をしてこなかった理由は各自色々あると思います。そのなかでも特に「運転する必要がなかった」と言う人が多いですね。

土地柄であったり仕事柄であったり……。

しかしそれは違います。正しくは運転をする必要がなかったのではなく、「運転しようとしなかった」だけです。

私も土地柄車を必要とする地域ではありません。山手線、京浜東北線、京急本線、りんかい線と鉄道には恵まれています。でも運転はしましたよ。別に車がなくてもレンタカーという手段がありましたからね。

日常に疲れて運転する気力がなかった……なら分かりますが。

免許取得後2ヵ月は運転するべき

運転にも理にかなった上達の流れというものがあります。細かく分けると……

  1. 練習期(教習所)※2週間~9ヵ月
  2. 学習期(免許取得後)
  3. 成熟期(運転歴を重ねる年数に比例)

です。当たり前の話ですが、教習所を卒業した直後はドライバーとしてのスタート地点に達しただけであり、本格的に慣れていくのは免許取得後です。

逆に教習所で行うMT34時限、AT31時限(いずれも最低時限数)程度で運転に慣れることはありません。その先の練習や経験を重ねることで、ようやく運転技術をものにすることが出来るのです。

上記の流れを見て頂ければ分かると思いますが、免許取得後の学習期が訪れない限り、その先である成熟期には向かうことができません。

結果として本来成熟期を迎える頃にはペーパードライバーとなっているのです。特に免許取得後の2週間は運転技量を安定させるための重要期間と言っても良いでしょう。

この時にしっかりと運転しておけば基礎がある程度かたまってきますので、将来的にペーパードライバーになる確率は少なくなります。

つまり家を建てる際に、一度コンクリートを打ってしまえば(基礎をかためる)例え年数が経ったとしてもまだ応用(運転)がきくということです。

逆に土地が軟弱な状態(基礎がかたまらない)で放置しておけば、数10年後に家を建てよう(運転)としてもグラグラしてしまいます。この図式が運転にも成り立つのです。

車を運転する環境に恵まれた時代

例え家に車がなくても運転すること自体は難しくありません。

現代ではレンタカーの低価格化も顕著になり、シェアカーが世の中に登場してから運転するまでの敷居が大幅に下がりました。

1時間で良ければ最低400円で車が借りられる時代です。格安レンタカーなら12時間借りても2,000台で収まります。

友人と一緒に割り勘すれば一人あたり500円くらいです。私が免許を取得した頃は最低でも6,000円はしましたから、2018年現在である今は本当に恵まれていると思います。

あとは皆様の意欲次第です。今は必要なくても、将来的に絶体車に乗らないという保証はありますか?

もしそれが確実でないなら、出来るうちに出来ることをしっかり行っておくべきです。人間誰しも特別な存在ではありませんので、衰えはいずれ必ずやってきますから。

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