継続は力なり
運転に限らず慣れないうちは何でも不安に感じてしまうのが人間という生き物。それが仕事であっても資格試験であっても最初の頃は「本当に覚えられるのだろうか?」と嘆きたくなってしまいますよね。結論から言うとすべての慣れは反復によって得ることができます。逆に言えば反復以外に方法はありません。
これは漢字の覚え方と同じで、書けば書くほど記憶が強固になるのは反復による効果です。例えば「武蔵村山動物園で飼育されている麒麟が咥えている薔薇(武蔵村山動物園は存在しませんが)」という文章をいきなり書くのは難しいかもしれませんが、1週間毎日書き続けていれば嫌でも覚えると思います。
一番良くないことは「運転が怖いから」といった理由で練習をしなくなってしまうことです。とりわけ教習所では毎年2割くらいの教習生がいわゆる不登校になります。理由としては通うことが面倒、予約が取れない等多岐に渡りますが、歯医者と同様に一度通わなくなると次に通うきっかけを掴みにくくなります。
特に厄介なのがみきわめの直前や仮免取得直後に通わなくなってしまい、数ヶ月のラグが生じてからいきなり路上教習が始まるパターンです。この場合は例え運転を忘れていたとしても以前の項目に戻して教習を行うことは法律上出来ません。一度なくしてしまった技術を取り戻すことは想像以上に困難を極めます。
免許を早く取得したい気持ちがあるのなら事前にプランを立てることも大切です。就職活動の時期やバイトの繁忙期と被ってしまっては効率良く通うことは出来ませんよね。特に2月と3月は教習所が絶望的に混む時期です。当然ながら予約も取りづらくなるので練習したくても満足に練習が出来ない場合もあります。
前述の通り上達のコツは「反復練習」にあるので、なるべく空いている時期を選んで継続的に練習が出来る環境を整えておきましょう。1週間に6回練習するよりも、3日間で6回練習したほうが上達も早くなります。予約の取れない時期であればキャンセル待ちも活用して乗れるチャンスを少しでも増やして下さい。